
かずちん
▼所有車種
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- Firebolt XB12R
バイクは暦だけ言えば30年をちょうど越えたあたり。
マルチはあまり好みではなく、
大型になってからも
VTR1000F
BuellXB12scg
BuellXB12R
今はそれでも変わり種の三気筒、MT-09SP'です。
愛車ではありますが一級自動車整備士目指して頑張る我が子の教材とも化しています。
むか~しはツーリングチーム作って色んなグループと付き合いながら忙しくも楽しく過ごしてましたが、今はその反動か…さては年齢か…気の知れた数人と走る程度か趣味のカメラをお供にのんびりと綺麗な景色目指して走ってます。
仕事がらなかなか時間が取れないこともあって県内を色々とリサーチしながら満喫してます。
親父の代からお世話になった今は亡きバイク屋オヤジの教え守ってすれ違いライダーさんには出来るだけ手を降るよう心がけてますので返してくれたら嬉しいです(^-^)




出会ったライダーさんとバイク歴の話題になると、「Buellって何?」って…ほぼ知らない方ばかり。
だから懐かしさもあり、少し語ってみたいと思う。
2010年に倒産したので今となっては知らない人がいても当然。
その最終モデルを2台乗り継いだ。
黒いの→黄色いの へ。
当時から『盆栽』なんて言われるくらい乗る人が少ないマシンだったと思う。
Buellはハーレーの子会社
エンジンはハーレーの1200ccV型二気筒を流用したもの
フレームがガソリンタンク。一般にタンクにあたるところは吸気なのでタンクに見えるのは吸気カバー、樹脂で出来ていた。黒いマシンの方は実は黒いシースルーでどこか色気(笑)があった。
フロントブレーキまず今も見ない「リムオンディスク」、おまけにキャリパーはなんと「8POT」
21度という国産スポーツモデルも真っ青のおっ立ったキャス夕ー角
これまたバイクでは珍しい、オイル系統はスポーツカーでは採用があるドライサンプ方式
ハーレー系だからかベルトドライブ、メンテフリーでラクだった
今では当たり前感があるが当時はほぼ見なかった、マフラーは腹下に短く納め徹底的な低重心で扱いやすかった。オマケに回転数でマフラー内のバイパスバルブが開き一気にヌケが良くなる機構はマシンが化けて楽しかった(国内売出し状態では排気音規制でこの機能がオフだったが後に語る方法でオンにした)。
そして何よりメチャ小さかった、大型スポーツ系マシンでもこんなちっぽいのは珍しいと思う。小柄な私にはホントにちょうど良かった。
まあ、随所にマニアックさがありクセでもあったが楽しいマシンだった。
キャス夕ー角が立っているので、私としては寝かせて曲がるというよりフロントブレーキをきっかけに舵角で曲げる方が思い通りにトレース出来て楽しかった。
小さな車体に化け物的に太いトルクはとても扱いに気を使った。それと比べたら今のMT-09のAモードがいい意味でとてもちょうどいい(笑)
ヨーロッパ中心にマニアなユーザーが多かったのか、ECU書換ソフトと専用ケーブルが通販で手に入ったのも今では信じられない話。初めはめちゃ小さいノートPC(SONY VAIO Type P)を専用ケーブルで診断端子に繋げてやっていたが、最後は、スマホとブルートゥース化した専用ケーブルを診断端子に繋げるスタイルに。ソフトは扱いやすく初期にノーマル情報を吸い出し保存。それをコピー/書換えてアップロード。車検の時はクリックひとつで簡単にノーマルに戻せたしメチャ分かりやすい単純なマップだったのでエンジン壊さない程度に燃調イジリに●制解除…専門書片手に色々と小難しいことを勉強しながら遊んでいた。
エキパイは大阪の業者にワンオフで作ってもらったのもいい思い出。
今もやっておられるのかな…デビルズラックさんに吸気カバーにピンスト入れてもらったのもいい思い出。
先日お話した歴深きハーレー乗りさん曰く、Buellは今では中古でも手に入らないらしい、部品取りが目的なのだと。
然る私も部品コストがどんどん上がったので泣く泣く手放したクチである…。
今はX350/500が人気らしいが、ならばBuellが残っていたら…と思う。
旧車や外車など個性感が強調される時代でもあるので、実は時代を先取りし過ぎたマシンだったのかも知れない…と勝手に思う。。