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北海道に住んでいます。
バイクブーム真っ只中の80年代に青春を過ごしたおかげでDNAレベルでバイク愛が刷り込まれました。
16才でRZ50に跨ってから現在までずーっとバイク乗り。
結婚、子育て、マイホームなど、バイクに対する脅威をことごとく乗り越え、時には死線をさまよいながらもバイクに乗り続けてきました。
GPZ900Rは心の友。我が翼。どんな時でも手放さず手元に置き続けて来ました(10年以上放置プレイだったのはナイショです)
基本的にカワサキ信者なのですが、カワサキしか乗らない訳ではありません。
よろしくお願いします。






2023年9月最後の日
久しぶりに三愛の丘へやってきました。
朝寒い中走るのにも慣れてきました。と、いうか走るたびに気温が下がるので、仕方ないですね。
今朝の相棒はZRX1200Rです。
900RSに乗りたかったのですが、タイヤの空気が抜けるので乗れません。今朝も抜けていました(涙。
僕のバイクの中では、これが一番乗りやすいです。
急かされないエンジン。柔らかな足回り。座り心地のいいシート。楽なポジション。
排気量が大きいから当たり前ですが、低速トルクが太く、5速なのも相まってどこからでも加速していきます。
大排気量らしい鷹揚な乗り味です。
ご先祖様の、ZRX1100とはキャラが違います。
1100はエンジンも車体もキビキビしていて、明確にスポーツネイキッド。
カワサキお得意の、代を重ねるごとにマイルドになる、ってやつですかね。ZZ-R(C〜D)も同じでしたね。
このバイクは元々緑色でした(画像の最後に貼っておきます)
黒に塗り替えたのは5年前ですね。
当初、この黒金カラーが欲しかったのですが、限定カラーのためタマ数がなく、緑色にしました。
2年ほど乗って、やっぱり黒金にしたくて塗り替えを決意。
純正のデカールや、純正色(メタリック・ディアブロブラック)を調色してくれる塗料屋さんを探して、一式用意。デカールが高かったです(涙
大枚をはたいて一式揃えたのに、なぜか気が進まず一年ほど放置。
長期保管は塗料にもデカールにも良くないな。と、重い腰を上げ2018年の3月に着手。
当時は、乗れるバイクがこの一台しかない状況でした。3月に作業を開始すればバイクシーズンに間に合う、という計算です。
しかし、なぜか気が進まず、4月のシーズンインを過ぎて7月になっても下塗り(サフェーサー)まで。
さして乗りたい気もおこらず、オレもバイクに飽きたのか?といぶかっていた時、突然、親友が仕事中の事故で死にました。
友達の少ない自分にとって、ほぼ唯一と言っていい、何でも話せる親友でした。18才で知り合って30年あまり、まさに青天の霹靂でした。
もしかすると、この事を察していたから黒く塗れなかったのかもしれません。
黒は世界的に死を象徴する色ですから。
7月に葬儀が終わったあと、バイクの塗装を再開しました。
ロールス・ロイスが共同経営者が亡くなった時に、エンブレムの色をを赤から黒へ変えたように。僕はカワサキのバイクを緑から黒へ塗り替えました。
今朝は、そんな事を思い出しました。
まったく、仏壇カラーとはよく言ったものです。