
はなわ
▼所有車種
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- MT-09/SP
MT-09 SP 2021(8BL-RN69J)
おっさんです。久しぶりの大型バイクです。体もバイクもゆるりと慣らしてまいります。
旅にでたい!



ステッププレートのネジの話
2023年2月 MT-09 SP 2021(8BL-RN69J)
ネジって深い。ステッププレートをワンオフで注文して取り付けたのだけど、かなりはまったのでメモしとこう。
使うネジは二種類。プレートをフレームに取り付けるネジと、プレートにノーマルステップ(のプレート)を取りつ得るネジ。
プレートの取り付けはノーマルボルトを使うつもりだったので、ノーマルステップを取り付けるためのネジを買った。
★ステンレスのM8x15のボタンキャップ(六角穴付きボタンボルト)
プレートをフレームに取り付けようとしたが、プレート設計にミスがあったのか、ノーマルボルトの頭がギリ入らない。長さは短いが、たくさん買ってあったので、とりあえず買ったものを付けてみた。
ノーマルボルトの規定トルクは28Nmなのだけど、20Nmあたりでネジ穴が壊れて舐めてしまう。
買ったボタンキャップのサイズを調べてみると、頭の高さが4.4mm、幅が14mm、六角穴は対辺長が5mm、穴の深さが2.6mm。
ボタンキャップという形状のボルトは、そもそも高いトルクをかけるようには設計されていないのだそうだ。
じゃあ、ノーマルのボタンキャップはどうなのかというと、特殊な形状をしており、頭部の高さこそ5mmと低いが、幅は16mmもあり、六角穴の対辺は6mmと、全く違う。
さて、どうしたものか。調べてみると、ボタンキャップの規格には、買ったJIS規格の他に、SSS規格というものがある。M8で比較すると、下記のように少々強化されるようだ。穴の深さで0.9mmアップ(35%アップ)となればかなり強化されるのではないか。これは試してみたい。
(M8 JIS規格 ⇒ SSS規格)
頭高 4.4mm ⇒ 5.0mm
頭幅 14mm ⇒ 14mm
対辺長 5mm ⇒ 5mm
穴の深さ 2.6mm ⇒ 3.5mm
ということで、新プレートへのノーマルプレート取付用として、岸和田製、M8x14mm(p=1.25) SSS規格 を5本購入。標準トルクまで追及するつもりはないが、一本は舐めるまで締めてみるテスト用だ。色は銀でよいので、生地のものを購入。
★ステンレスのM8x14のSSS規格ボタンキャップ(六角穴付きボタンボルト)
一方で、車体に新プレートを取り付けるボルト。これは長いし、さらにトルクをかけられるボルトを考えた。ボタンキャップである必要はないが、頭が長いと問題があるため、六角穴付きローヘッドキャップをチョイス。頭の高さの低いタイプだ。M8で見ると、頭のサイズは以下の通り。
六角穴付きボルトM8(低頭)
頭高 8mm(5mm)、頭幅13mm、対辺長5mm、穴の深さ3.8mm
穴の深さが先ほどの3.5mmから3.8mmまで上がるので、かなり良いのではないか。
というか、六角穴付きボルトが3.8mmで高トルクでいけるのであれば、3.5mmの上記SSS規格にはやはり期待が持てる気がする。
M8x30mm(p=1.25)、鋼の3価ブラック処理をしたものにした。30mmのステンレスだと値段が高い、黒くするとなるとさらに高価だから。このボルトはフレームと新プレートに合わせて黒にしたかったのだ。
★鋼3価ブラックのM8x30の低頭六角穴付ボルト
さて、まずは舐めたままになっているボルトの取り外し。苦労したが、ツール買って解決。
プレートをフレームに固定するネジは、六角穴付き低頭ボルト、30mmのものを買ったのだけど、締めていくと、少し残して重くなった。長すぎたか……かなりめげた。が、トルクレンチ使ってしめていくと、しっかりしまってくれた。結局、規程トルク28Nmのところ、びびりながら25Nmまで締め、やめといた(笑)
あとは、プレートにノーマルステップを付ける。14mmのSSS規格ボタンキャップなんだけど……完全に失敗した。長さが短くてダメ。もともと15mmのを使っていた時にピッタリだと思い込んでて、先端ギリギリだから気を使って1mm短くしたのだが。ネジ穴に届くかどうかがギリギリだったようで、、、仕方ないので、再度発注。
もう面倒になったので、SSS規格とかでテストする気も失せて、フレームにプレート付けたボルトと同様の低頭六角ボルトにした。SSS規格はAmazonじゃ買えないしね。
★ステンレス M8x20 低頭六角穴付きボルト
これも25Nmで締めておしまい。
一応これで一通り取り付けは終わったのだけど、そもそもシフトペダルが遠くなってしまい、まともに使えていなかったりする。