動かないバイクは買取できる?不動車の処分方法や高価買取のポイントを解説
もう何年も乗っておらず、動かなくなってしまったバイクを売りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。「不動車(動かないバイク)」でも買い取ってもらえるか、不安に感じているかもしれません。
結論からいうと、不動車に関しては基本的には買い取りが難しいですが、条件次第では買取してもらえるケースも稀にあります。本記事では、不動車の定義や高く売るためのポイント、また、買取を断られた場合の適切な処分方法などをご紹介します。
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バイクの不動車(動かないバイク)とは?故障車・事故車との違いを解説
動かなくなったバイクは「不動車」と呼ばれ、「故障車」や「事故車」とは明確に区別されます。
見た目や動作の状態は似ていても、その定義の違いによって買取の可否や査定価格に大きな差が出ます。そのため、それぞれの違いをしっかり理解しておきましょう。
不動車
バイクの不動車とは、長期間放置したことでエンジンがかからなくなってしまったバイクを指します。
長い間エンジンを動かさずにいた結果、エンジンの故障や電気系統のトラブル、部品の劣化といった問題が生じている可能性があります。
ただし、多くの場合、比較的簡単な修理で動く可能性があるのが不動車の特徴です。そのため、故障車や事故車と比べて業者にとって扱いやすく、買取に結びつきやすいでしょう。
さらに、動かない原因が明確であれば業者側も対応しやすいため、査定額が高くなる場合もあります。
故障車
故障車とは、エンジンや各パーツの故障が原因で動かなくなったバイクをいいます。
例えば、エンジンの焼き付きや、電気系統の深刻な問題などがあるバイクがこれに当てはまります。修理費用が高額になるため、故障をそのまま放置しているケースも多いでしょう。
このようなバイクは、修理して再販するのが難しく、業者によっては買取を断るケースもあるため、注意が必要です。
事故車
事故車とは、その名のとおり事故によって動かなくなってしまったバイクを指します。
ここでいう「事故」とは、「自損」「物損」「人身」など、すべてのケースが対象です。ただし、軽微な対物事故や人身事故であれば、事故車として扱われないこともあります。
一方で、フレームが歪んでいたり、走行にかかわる重要な部品が欠損していたりする場合は、事故車と判断されるのが一般的です。このような車両は、修理して再販するのが難しいため、多くの場合は解体され、パーツ販売されることになります。
バイクの不動車(動かないバイク)を買取してもらいやすくなる条件

動かないバイクでも、状態や条件によっては買取してもらえる可能性があります。ここでは、どのようなバイクが買取対象になるのかを、具体的に解説します。
動かない原因が明確なバイク
動かない原因がはっきりしているバイクは、業者にとって修理の見通しが立てやすく再販もスムーズなため、買取につながりやすいでしょう。
例えば、バッテリー上がりや燃料の劣化といった不具合であれば、どこを修理すれば良いかが明確なため、業者側の手間も少なくて済みます。
そのため査定時には、「いつ・どのように動かなくなったのか」「どのような症状があるのか」などをできるだけ詳しく伝えることが大切です。それが原因の特定に役立ち、買取にもつながります。
簡単な修理で動く可能性があるバイク
修理にかかるコストが少ないバイクほど、業者としては再販しやすく、高く買い取ってもらえる可能性があります。
例えば、バッテリーの交換だけで動きそうな場合や、キャブレターの清掃程度で復旧できそうなケースでは修理費用が安く済むため、買取価格にも良い影響を与えるでしょう。
一方で、修理に大きな費用がかかるような複雑な故障がある場合は、買取価格が下がることがあります。そのため、査定前に簡単に直せそうなのかどうかを確認し、できる範囲で整備を行なっておくと安心です。
保存状態の良いバイク
長期間動いていないバイクでも、保管状態が良ければ買取額が高くなることがあります。室内ガレージで保管していたり、きちんとカバーをかけていたりしたバイクは、外装や部品の劣化が少なく、買取業者のメンテナンス負担が軽減されるためです。
反対に、長期間屋外で放置して、錆びや傷、凹みが目立つバイクは、査定額が下がってしまうでしょう。査定時には、どのような環境で保管していたかもきちんと伝えることが大切です。
人気車種や希少価値のあるバイク
バイクの買取では、人気車種や希少価値の高いモデルであれば、不動車であっても高額査定がつくことがあります。バイクは、必ずしも年式が新しいほうが人気というわけではなく、古いモデルでも市場価値が高く評価されるケースが多いからです。
特に、スズキやホンダなど、海外でも人気の高い日本製バイクは、海外需要も視野に入れた高価買取が期待できるでしょう。実用性がある車両であれば、修理して輸出できるため、動かない状態でも需要が見込まれます。
バイクの不動車(動かないバイク)を高く売るためのポイント

ここでは、動かないバイクを少しでも高く売却するために、押さえておきたいポイントをご紹介します。これらを意識することで、納得のいく買取価格を引き出しやすくなるでしょう。
複数社に査定を依頼して比較する
買取店ごとに得意な車種や査定基準は異なっているため、同じ不動車でも提示される査定額に大きな差が出ることがあります。そのため、複数社に査定を依頼して比較、検討することが大切です。少なくとも3社以上の買取業者に査定を依頼するとよいでしょう。
一括査定サービスを利用すれば、手間をかけずに複数の業者から査定を受けることができ、他社の査定額を交渉材料として使うことも可能です。このような方法を活用することで、より高い価格で売却できるかもしれません。
書類や付属品をそろえておく
車検証や自賠責保険証明書、取扱説明書など、必要な書類をあらかじめ用意しておくことで、買取手続きがスムーズに進みます。また、書類だけでなくバイクの付属品も一式そろえておきましょう。
特にカスタムパーツを付けている場合は、元々付いていた純正パーツもきちんと保管しておくことで、高評価につながる可能性があります。
鍵の有無も重要なポイントで、メインキーがあれば査定額にプラスに働きます。さらに、整備記録簿などバイクの状態がわかる資料があれば、査定時の評価アップにつながるでしょう。
買取価格を交渉する
査定額に納得がいかない場合は、遠慮せず交渉することが大切です。あらかじめ複数の業者に査定を依頼したり、市場相場を調べたりして、交渉の根拠となる材料を準備しておくと効果的です。また、リユース料(修理費用)を請求された場合でも、交渉次第で減額や無料にしてもらえるケースがあります。
最初に提示された金額で即決せず、じっくり検討しながら交渉を重ねれば、高額買取につながるチャンスがあります。一括査定サービスを利用すると、業者との交渉をまとめて代行してくれることもあるため、上手に活用するとよいでしょう。
バイクの不動車(動かないバイク)が買取してもらえない場合の処分方法
どの業者にも買い取ってもらえず、処分に費用がかかってしまう場合は、以下のような適切な処分方法を検討してください。
指定引取場所や廃棄二輪取扱店での処分
二輪車リサイクルシステムの指定引取場所にバイクを持ち込めば、無料で処分できます。指定引取場所は、全国に約170ヵ所設置されています。
ただし、処分するバイクは「フレーム、エンジン、ガソリンタンク、ハンドル、前後輪」が一体の状態であることが条件です。また、対象となる車両は、二輪車リサイクルシステムの参加事業者が国内で販売したバイク(原動機付自転車、軽二輪、小型二輪)のみであることにもご注意ください。
自分で持ち込むのが難しい場合は、廃棄二輪取扱店に依頼して、収集と指定引取場所への運搬を代行してもらうことも可能です。この場合、2,000円から1万円程度の収集・運搬費用がかかります。
バイク処分専門業者の利用
バイク処分専門業者は、処分したいバイクの引き取りや廃車手続きを代行するサービスを提供しています。
業者によって料金は異なりますが、なかには完全に無料で対応してくれるサービスもあります。状態の悪いバイクでも無料で引き取ってもらえるため、処分費用を抑えたい場合におすすめです。また、仕事などで処分に時間を割けない方にとっても便利な方法です。
廃車手続きに必要な書類
バイクの廃車手続きは、排気量によって手続き先と必要書類が異なります。
原付バイク(125cc未満)は市区町村の役所で手続きを行ないます。この際に必要な書類は、印鑑、本人確認書類、ナンバープレート、標識交付証明書、そして廃車申告書です。
一方、軽二輪自動車(125cc超~250cc未満)の場合は、管轄の陸運局で手続きをします。必要書類は印鑑、本人確認書類、ナンバープレート、廃車申請書、軽自動車届出済証です。また、廃車のタイミングで県外へ引越しした場合は、軽自動車税の手続き上、軽自動車税の領収証書の提出を求められることもあります。
まとめ
バイクの不動車は、故障車や事故車に比べて買取してもらえる可能性が高く、ポイントを押さえれば高額査定も期待できます。動かない原因を明確にし、複数の業者に査定依頼することや、必要な書類や付属品を準備することで、より高い価格で売却しやすくなります。
もし、買取が難しい場合は、指定の引取場所や専門の処分業者を利用して、安心かつ経済的に処分するのがおすすめです。
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