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バイクの乗り換え時期の目安とは?走行距離と寿命の関係を解説

バイクの乗り換え時期の目安とは?走行距離と寿命の関係を解説

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長年同じバイクに乗っていると、「そろそろ乗り換えようかな」と考えることがあります。ただ、走行距離を目安に乗り換えるのか、バイクの寿命が来てから乗り換えるのか迷う方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、乗り換えを検討する目安となるバイクの寿命や走行距離を解説します。併せて乗り換えの際に高値で売るためのメンテナンス方法や金額と走行距離の関連性、中古バイクを購入する際に注意したい走行距離のポイントについても説明するので、ぜひ参考にしてください。

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バイクの寿命は何で決まる?

バイクの寿命を決める要因としては、走行距離と排気量のおもに次の3つが挙げられます。

それぞれのポイントをご紹介します。

走行距離

走行距離の限界はバイクメーカーごとに異なりますが、一般的に2ストロークエンジンは5万km、4ストロークエンジンは10万kmが目安といわれています。

ただし、4気筒車やスポーツタイプのバイクはエンジンに負担がかかりやすいため、ほかのバイクと比較すると寿命が短い傾向にあります。

また、市街地を走っていたバイクとツーリングロードを走っていたバイクでは、バイクにかかる負担が異なるため、走行距離はあくまでも目安です。

排気量

走行距離と併せてバイクの寿命に関係するといわれているのが、排気量です。排気量が小さいバイクのほうがよりエンジンに負担がかかりやすく、一般的に寿命も短くなるといわれています。

排気量が小さいバイクは排気量が大きいバイクよりもエンジンの回転数を上げなくてはならないためです。先ほど、走行距離10万kmを一つの指標としてご紹介しましたが、中型バイクや大型バイクにあてはまる指標で、原付や125ccバイクはその限りではありません。

排気量別の走行距離目安は後ほど詳しく解説します。

使用状況やメンテナンス

必ずしも「排気量が小さい=寿命が短い」ではなく、日頃の走り方やメンテナンス状況によって変わります。

走行距離も排気量も、あくまでも寿命を判断するための一つの目安です。急発進や高回転の走行を繰り返したり、オイル交換などの手入れを怠ったりすると、エンジンがより早く消耗し限界が来るのも早くなってしまいます。

急発進や急ブレーキが少ない走り方をしたり、こまめにメンテナンスを行なったりすることで、バイクの寿命を延ばすことは十分可能です。

バイクは排気量ごとに走行距離の目安がある

バイクは排気量ごとに走行距離の目安がある

排気量がバイクの寿命に関係するというのは前述したとおりですが、排気量ごとに走行距離の目安というものがあります。ここでは排気量ごとの、走行距離の目安について解説します。

50ccの原付

原付の寿命は、最低限のメンテナンスをした場合、走行距離5万kmが目安です。原付は、エンジンの回転数が常に高い状態で走るため、どうしてもエンジンへの負担が大きくなり、寿命が短くなる傾向にあります。

また、原付ユーザーにはメンテナンスの知識がそれほどない方が多く、2~3万kmで寿命を迎えてしまうことも少なくありません。

125ccの小型バイク

小型バイクの場合、原付と同じく走行距離5万km程度が寿命の目安となります。原付と同様、エンジンの回転数が高い状態で走ることが多いため負担が大きくなり、中型や大型と比べると寿命が短くなりやすいのです。

通勤や通学で毎日使う場合や、渋滞の多い市街地で頻繁に乗る場合には、最低限のメンテナンスをしなければ2~3万kmで寿命を迎えることもあります。

250ccの中型バイク

中型バイクの場合、寿命となる走行距離は5~8万km程度が目安です。中型バイクは高回転のエンジンを積んでいることが多いためエンジンの負担は小さくなり、その分寿命も長くなる傾向にあります。

ただし、乗り方やメンテナンス状況によっては、2~5万kmで寿命を迎えることもあるので注意が必要です。

また、日常的なメンテナンスを行なっていれば、10万km以上走ることも少なくありません。

401cc以上の大型バイク

大型バイクの寿命となる走行距離は、中型バイクと同様に5~8万kmが目安です。なお、排気量1,000ccを超えるリッターバイクの走行距離の目安は、10万kmにも上ります。

大型バイクのユーザーはメンテナンスをしっかりする方が多いため、寿命は長くなる傾向にあります。国内メーカーの性能が高い車種であれば、20~30万km走る場合もあるほどです。

しかし、山道走行やサーキット走行をすることで、寿命がかえって短くなることもあります。

バイクの寿命を延ばし、乗り換え時に高く売るためのメンテナンス方法

バイクの寿命を延ばし、乗り換え時に高く売るためのメンテナンス方法

バイクの寿命を延ばすためには、日頃のメンテナンスをしっかり行ない、良い状態を維持しておくことが重要です。ここでは自分でできるメンテナンス方法について解説します。

洗車・サビ取りをする

洗車・サビ取りは、以下の工程で行ないましょう。

  1. 全体を水で流してからスポンジとシャンプーで洗います。車体に付着した砂や小石でバイクを傷つけないための大切な工程です。
  2. シャンプーを洗い流したら、車体の水分を拭き取って乾燥させます。
  3. 必要に応じてワックスなどを塗りましょう。
  4. サビはあっという間に広がるため、見つけたら早めにサビ取りをします。
  5. サビ取り剤でサビを浮き上がらせ、ブラシやウエス・ボロ布などでサビを取ります。
  6. 防サビ剤を使って防錆処理をしましょう。

バイクの汚れを落とすとパーツの破損や傷みを発見できたり、動きが悪くなっている部分を改善できたりするメリットがあります。また、サビ取り剤はアルミやメッキなど、素材に合わせて使い分けることが大切です。

ブレーキレバーなど可動部のグリスアップをする

グリスが切れると動作が重たくなるため、雨天走行のあとや洗車後は必ずグリスアップを行ないましょう。サイドスタンド、タンデムステップ、ブレーキレバー、クラッチレバーなどは定期的なグリスアップで良好な動作を保てます。

なお、必ず「バイク用」のグリスを使い、余分なグリスは拭き取ってください。

タイヤの空気圧をチェックする

タイヤのホイール部分にあるエアバルブのゴムキャップを外して、エアゲージの先端をしっかりと差し込み、空気圧を確認してください。規定値より少ない場合は空気入れで補充し、多い場合はエアバルブ中央の突起を押して空気を抜きましょう。

乗り心地に直接影響するため、1ヵ月に1回程度、定期的にチェックするのがおすすめです。

ブレーキパッドの残量をチェックする

ブレーキパッドは前後のブレーキキャリパーの間に挟まっているため、懐中電灯などで明るく照らしながら目視で確認します。ブレーキパッドに残量の印が付いているものはそれが消える前に、印がないものは残量が2~3mmになっていたら交換が必要です。

ブレーキパッドの交換はバイクショップに任せたほうが安心です。

灯火類の動作確認をする

ヘッドライト、テールライト、ハイビーム、ブレーキランプ、左右のウインカー、ハザードやパッシング機能などが正しく動作するか確認します。灯火類がLEDの場合は滅多に壊れませんが、バルブの場合は球切れする場合があるため、注意しましょう。

チェーンの清掃・注油をする

チェーンの清掃・注油は、以下の手順で行ないます。

  1. チェーンやスプロケットに付着している汚れを水で洗い流し、チェーンクリーナーをまんべんなく吹きかけて数分放置します。
  2. チェーン清掃用のブラシで浮き上がった汚れを落とし、チェーンに付着した水分を拭き取り、チェーンオイルを注油します。

チェーンは走っているだけで汚れるため、定期的な清掃が必要です。通常2万km前後での交換が必要なパーツですが、定期的なメンテナンスで寿命を延ばすことができます。

レバーの遊びを調整する

レバーの調整は、以下の手順で進めます。ケガをしないよう、必ずグローブをはめた状態で行なってください。

  1. レバーの根本にあるロックナットを緩め、隣にあるアジャスターを回して調整します。バイクの進行方向に回すと遊びが増え、反対に回すと遊びが少なくなります。
  2. 自分好みの遊び量に達したら、再びロックナットを締めて固定しましょう。

バッテリーを充電・交換する

バッテリーの充電は、以下の手順で行ないましょう。

  1. バイク用のバッテリー充電器を用意した上で、必ずバッテリーの赤いプラス端子→黒いマイナス端子の順番で接続して充電します。
  2. 外す際は逆にマイナス端子→プラス端子の順番で外します。

充電してもセルモーターが勢いよく回らない、もしくはすぐにバッテリーが上がってしまう場合は、バッテリー本体が劣化している可能性があるため、新品に交換しましょう。

バイクの買い取りでは走行距離は気にしない?売却時の留意点

愛車とともに過ごした時間が長いほど、走行距離も延びてしまうものです。バイクを売却する際に、走行距離が金額にどう影響するかを解説します。

走行距離の目安は3万km

買取金額に影響する走行距離は、おもに次の5段階とされています。

  • 5,000km以下
  • 10,000km以下
  • 20,000km以下
  • 30,000km以下
  • 30,000km以上

3万kmは少ない走行距離に感じるかもしれませんが、先述したとおりメンテナンスが不十分だった場合などには2~3万kmで寿命がくることもあり、一つの基準となっています。

バイクによって異なりますが、2万kmを超えると本体価格が安くなるパターンが多いです。

走行距離10万km超えでも人気車種は高く売れる

走行距離が長い=買取不可ということはなく、10万kmを超えているバイクであっても高価買取になるケースがあります。

特に、希少モデルや絶版車、旧車、大型車などニーズの高いバイクは高く売れる可能性があります。カワサキのZ1、Z2やハーレーダビッドソン、ドゥカティなどがその例です。

高級車や大型バイクの寿命が長くなるケースが多いのには、メンテナンスをより一層丁寧に行なう人が多いことも関係しているかもしれません。需要に加えて、日々のメンテナンスによるバイクのコンディションが金額に大きく影響します。

走行距離は判断材料の一つにすぎない

走行距離はエンジンなどの消耗具合を判断する材料になりますが、買取金額を決定する要因なわけではありません。あくまでもバイクのコンディションが良好であるかどうかが大切です。

先述した排気量別の寿命の目安とされる走行距離に達していても、適切なメンテンナスにより状態が良ければ高価買取につながるケースもあります。まずは査定してみることをおすすめします。

走行距離が少ないのはなぜ?中古バイクの走行距離に関するチェックポイント

走行距離が少ないのはなぜ?中古バイクの走行距離に関するチェックポイント

新車ではなく中古バイクに乗り換えることを検討している人もいるでしょう。中古バイクを購入する際に、走行距離に関連して注意したいポイントをご紹介します。

走行距離別の留意点

繰り返しになりますが、バイクの走行距離はエンジンなどの状態を図る一つの指標になります。

走行距離から分かるコンディションの例は次のとおりです。

5,000km以下状態が良い。そのまま乗れるものが多く早く売れる。ただし年式が古い場合は注意。
10,000km以下比較的状態が良い。最小限の調整で乗り出し可能。ただし150cc以下の場合は少し注意。
20,000km以下バイクによっては状態が悪い。おおむね問題なく走行できるがパーツ交換などが必要な場合あり。
30,000km以下バイクによっては状態が悪い。価格が安くなるがその分修理費用やメンテナンス代がかさむ場合あり。

あくまでも参考であり、個別にエンジンの状態や部品の劣化具合を確認することが大切です。

メーター交換やメーター巻き戻しがされていないか

過去には、中古バイクを高く売るために、メーター交換やメーター巻き戻しによって走行距離を偽る例が発生した時期がありました。適正なメーター交換は違法ではありませんが、売買を目的に故意に走行距離を少なくするのは違法です。

走行距離表示には次の4段階があり、走行距離減算車や走行距離疑義車は特に注意しなければなりません。

  • 実走行距離:車検証や整備記録簿などから走行距離の交換や減算の事実がみられない車両
  • 走行メーター交換歴車:車両に自動車公正取引協議会発行の交換記録シールが貼付されている車両
  • 走行距離減算車:走行メーターが交換されているが履歴がない車両や、過去のオークション履歴で減算が判明した車両
  • 走行距疑義車:メーター交換や減算の履歴はないが、表示されているメーターが正しいといい切れない車両

長期間走行していないバイクではないか

走行距離が短いバイクであっても、長年乗っておらずメンテナンスもされていない場合は、さまざまな箇所が劣化している可能性があります。バイクは適度にエンジンをかける、走行することが、コンディションを保つために必要であり、そうした維持管理がされていないと乗っていなくても劣化してしまうのです。

特に走行距離が短いにもかかわらず年式がかなり古いものは、長年放置されていた可能性も考えられるため注意したほうがよいでしょう。

まとめ

一般的に、バイクの寿命を決めるのは走行距離だといわれていますが、一口にバイクといっても原付から大型まで排気量別にさまざまな車種があり、それぞれ寿命といわれる走行距離が異なります。メンテナンスや普段の乗り方次第で、寿命は大きく変わることもあるでしょう。

愛車の寿命をできるだけ延ばすためにも、記事内で紹介したメンテナンス方法を参考にお手入れをすることをおすすめします。

また、バイクの売却時における走行距離はあくまでも一つの指標に過ぎません。適切なメンテナンスでバイクの寿命が伸びるのはもちろん、乗り換えの際に高く買い取ってもらえる可能性も高まるでしょう。

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