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スラローム攻略のコツ!二輪免許取得のためのバイク走行テクニック

二輪免許の取得で多くの方が躓くポイントに、スラロームがあります。スラロームを難なくクリアする他の教習生を見ると、「どうやったらそんな自由自在に走れるのか……」と不安になりがちですが、実はスラローム攻略には必ず押さえておきたい4つのテクニックがあります。

今回は、そんなスラロームを実施する目的や採点基準、攻略のコツをご紹介していきます。

実施の目的は?スラロームの基本知識

スラロームとは、二輪免許教習に必ず組み込まれる障害物コースで、正式名称を「進路転換コース」と言います。スラロームでは、コース上に設置されたパイロンを左右に避けながら蛇行運転を繰り返しますが、ここでは細かな走行テクニックが求められます。

スラロームを実施する目的としては、主に以下の通りです。

  • 障害物を避ける走行テクニックの習得
  • バランス感覚の習得
  • 速度調整テクニックの習得

スラロームは、落ち着いて走行出来れば誰でも通過可能ですが、自動二輪免許の卒業検定では、通過した際の走行タイムが合否に少なからず関わるため、焦ってエンストを起こしてしまう教習生も多くいます。

実施の目的は?スラロームの基本知識

採点の基準について

スラロームでは、大型・中型でそれぞれ採点基準が異なります。まず、スラロームで目標とされる走行タイムは以下の通りです。

中型(400cc以下):8秒以内
大型(401cc以上):7秒以内

二輪免許の卒業検定では、自分の持ち点(100点)に対して最終的に70点以上を残していれば無事合格とされる、減点方式が採用されています。減点対象となる行為は中型・大型共通の事項で、主に以下のようなものがあります。

  • 合格タイムの超過・・・・・・1秒超過ごとにマイナス5点
  • 運転姿勢を保てない・・・・・・マイナス5点
  • パイロンに軽度の接触・・・・・・マイナス20点

その他、即失格とされてしまう行為もあるので注意してください。失格行為には、以下のようなものが挙げられます。

  • スラロームを通過出来ない
  • エンストを起こす
  • 地面に足をついてしまう
  • パイロンに激しく衝突
  • コース外れ

これらの採点基準を改めて見直すと、走行タイムの超過は1〜3秒程度であれば、合否に深く関わらないことが分かります。スラロームで最も気を付けるべきポイントとしては、「正しい運転姿勢で無事通過出来るか」にかかっているので、焦らず落ち着いた走行を心がけましょう。

ちなみに、小型二輪免許の取得を考えている方の場合は、教習にスラロームは含まれないので安心してください。

スラローム攻略に欠かせない4つのテクニック

スラロームは、ただ闇雲に進路転換をしようとしても決してクリア出来ません。スラロームを攻略するためには、以下の4つのテクニックを正しく意識するのが重要です。それぞれのコツを順番に見ていきましょう。

アクセルワーク

パイロン通過時に曖昧なアクセルワークをしてしまうと、速度調整が出来ず、ふらつきや足つきの原因となります。アクセルワークのコツとしては、パイロン横に差し掛かったら“素早く”アクセルを閉じ切る、パイロンを通過しカーブを迎えたら“素早く”アクセルを開けるように、意識することです。

目線

行きたい方向に目線を向けることは、バイクの挙動を制するために大切なテクニックです。人間の体は、目線を大きくずらすとわずかに重心が移動するため、スラロームのように細かなライン取りが求められる場面では、目線の移動が欠かせません。

目線を取る際のコツは、ちらりと進行方向を見るのではなく、行きたい方向へ首ごとしっかりと向けることです。

ブレーキング

パイロン通過時にきちんと減速出来ないと、アクセルを開けるタイミングがずれていき、最終的にリズム感がなく、ぎこちない走行となってしまいます。滑らかでリズムに乗った走行が出来ると走行タイムを大幅に縮められるので、走行タイムに自信がない方は正しいブレーキングが出来ているか、見直しましょう。

ブレーキングのコツは、パイロン横でアクセルを閉じた際に、“浅く素早く”リアブレーキをかけることです。これによりバイクのバンクを促して、自然な加速へと繋げます。

ニーグリップ

一見、蛇行運転に見えるスラロームですが、実はライダーの中心にある重心はそう大きく動いていません。それでも急なカーブを曲がれているのは、バイクが傾いた際にわずかに切れたステアリングが作用しているからです。

このステアリングを自然に発生させるためには腕の力を抜いておくのが前提条件となりますが、そこで活用すべきテクニックがニーグリップです。

ニーグリップは、体とバイクを一体化させ、腕の力を抜くのに大切なテクニックです。コツとしては、重心がずれやすいカーブの場面でニーグリップを強く意識することです。

まとめ

4つのテクニックをスラローム上の各地点で意識出来れば、攻略はもう目前です。おさらいすると、

  • パイロンに差し掛かった際の減速(アクセルワーク・ブレーキング)
  • 目線を向けた後のバランス維持と加速(ニーグリップ・アクセルワーク)

これらを意識するのが重要です。この記事を参考にスラローム走行のコツや、要求されるテクニックをマスターして、試験突破を目指しましょう。

本記事は、2017年11月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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