忘れずに行おう！バイク・原付のミラー調整方法｜グーバイクマガジン -公式サイト-

バイクのミラーは、車両後方の情報を把握する非常に重要なパーツです。体格やバイクを乗る際に取るポジションの違いに合わせて、あらかじめ自分にとって最適の角度に調整する必要があります。

バイクのミラー角度を調整して安全確保

転倒や周囲の物との接触等で、ミラーの角度がずれてしまったり、時には破損したりするケースもあります。装着や調整のやり方を覚えておくと安心です。ミラーの角度を設定する際は、隣の車線だけでなく真後ろの方向もある程度カバー出来る状態にしておきましょう。

安全確保のために後方視界は重要です。ミラーの角度が合っていないと、運転姿勢にも影響するので、しっかり微調整しておきましょう。バイクやミラーの種類によって違いますが、調整はレンチやスパナ等の基本的な工具で比較的簡単にこなせる作業です。ミラーを固定しているナットを緩めて、上下の高さや左右の角度を調節します。実際にバイクに跨り、ミラーの視界が良好かをチェックしましょう。問題無ければ、ナットを締めて調整完了です。

補助ミラーを追加して死角を減少

四輪だけでなく、バイクでも純正ミラーだけでは死角が生じてしまう可能性があります。ミラーをより広角なタイプに交換するだけでなく、バーエンドに補助ミラーとして追加で取り付けるタイプや、ミラーの鏡面に小さな補助ミラーを貼り付けるタイプ等があります。後者のタイプなら、安価で小さいミラーでも効果が期待出来るかもしれません。

ミラー交換の際に気を付けたい保安基準

オートバイのサイドミラーを交換する場合には、保安基準をクリアしている必要があります。必ず左右に装着していること（原付バイクは右側だけで可）、歩行者等に接触した場合に衝撃を緩衝出来、歩行者に傷害を与える恐れの無いものであること、新しいミラーの鏡面の大きさが法律の基準を全て満たしているかどうか等、確認が必要です。円形とそれ以外（角形や楕円形等）ではサイズの規定が異なりますし、平成18年以前に製造された古い車両は、それ以降のバイクとは基準が異なるので注意しましょう。

ミラー交換はデザイン性を高める要素もある

ハンドル周りは、ライダーにとって常に目に入る位置にあります。小さなパーツですが、ミラーを替えるだけでも受ける印象が変わります。純正ミラーよりも広い視界が得られる機能的なタイプ、クラシカルなデザインのタイプ、シャープでスポーティなデザイン性を追及したタイプ等、様々な用途のミラーが用意されています。数千円〜数万円と、価格帯も幅広いので、目的や好みに合わせて選べます。

まとめ

ミラーは安全確認に必要な重要パーツです。少しの衝撃で位置がずれたり破損したりしやすいパーツですので、いつでも調整作業が出来るよう、備えておきましょう。

本記事は、2016年6月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。