メンテから考える CBR250RRをもっと楽しむツボ

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メンテから考える
CBR250RRをもっと楽しむツボ

HONDA CBR250RR

気持ちよく走るために押さえたい
スポーツモデルならではの勘所

 どんなモデルでもそうだが、バイクは走らせて楽しくなければ残念だ。なるべく新車時のコンディションを保ちつつ、自分のライディングスタイルに合う車両にすることがメンテナンスの肝となってくる。CBR250RRの場合は、まだ発売後月日が浅いモデルであるため、大掛かりな整備が必要となることはあまりないかもしれないが、日常的なメンテナンスを行ってあげるだけで、体感できるほどの変化を得られることもある。

 タイヤの摩耗具合のチェックからはじまり、ブレーキパッドの残量やフルードの汚れ具合、そしてチェーンの張り具合と注油。エンジンを始動して異音が出ていないかも確認したいところ。オイルやバッテリー交換はショップに任せた方が安心だが、自分で行えば愛着も湧くだろう。

ブレーキパッド

ブレーキパッドの残量は、フロントはキャリパーの下から、リアは後方から確認。サードパーティのパッドは効きやタッチなどが変わるので試すのも面白い。

アジャスター

エンジンの力を後輪へと伝えるチェーンも重要な存在で中央部25~35mmのたるみが適正値。左右のアジャスターを調整しまっすぐなラインも保とう。

リアサスペンション

試してほしいのがリアサスペンションの調整だ。車載工具で簡単にでき、山が低い所は柔らかく高い場所は固くなる。最初の位置に印をつけておけば安心だ。

エンジン下部
エンジン下部

オイル量はエンジンが冷えている場合には5分程アイドリングし、平たんな場所でサイドスタンドを立てて確認。エンジン下部を覗くとドレーンボルトが見える。

ライダーシートの裏
ライダーシートの裏

現代のバイクをしっかり走らせるにはバッテリーも重要。ライダーシートの裏にある8mmボルト2本を外し、シートを取るとバッテリーにアクセスできる。

タイヤ

タイヤのチェックは溝の残量もさることながら、山の偏摩耗も確認しておきたいところ。気持ちよいハンドリングはタイヤの状態によって左右されるのだ。

クラッチレバー

クラッチレバーの遊びは10~20mm。半クラが繋がる場所を好みに調整するのも重要。ハンドルを左右一杯まで切った状態でも重さが変わらないかも確認。

CBR250RRの車載工具

CBR250RRの車載工具。上からヘルメットホルダー用コード、リアサスアジャスター、延長グリップ、8mmソケット、そして白いのがフューズクリップ。

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