インナーチューブの錆取り方法と予防するためのメンテナンスについてご紹介
ついついメンテナンスを面倒と感じて放置してしまいがちな方もいるかもしれません。
インナーチューブを錆びさせてしまうと、簡単で済むはずの手入れが大変なものとなり、チューブ交換となればさらに費用も高くなってしまいます。
そこで今回は、インナーチューブの錆取り方法や、日頃から簡単にできるメンテナンスについてご紹介します。
インナーチューブの錆によるバイクへの影響
インナーチューブが錆びてしまうと、その錆がオイルシールを傷つけてしまい、フォークオイル漏れの原因となってしまいます。
オイルがブレーキに付着すると、ブレーキが利かなくなり、事故の原因となります。
特にフロントフォークは、衝撃の吸収や操舵性を担う場所で、常に動いているパーツでもあるため、錆は放置せず、酷くなってしまう前に除去するようにしましょう。
また、トラブルがなくても、10,000km毎を目安に、定期的に交換することをおすすめします。
インナーチューブの錆取り方法とは?
インナーチューブの錆を取る方法は、錆びたインナーチューブを交換するか、インナーチューブを再メッキするかになります。
フォークインナーチューブは1本15,000円~20,000円くらいが相場となり、さらにはオーバーホールの部品代や工賃を合わせると50,000~60,000円ほどかかってしまいます。
錆を予防するためのメンテナンス方法について
錆予防のメンテナンスはとても簡単です。必要なものはシリコンスプレーのみ。
ひと吹きして拭き上げれば、うっすらとしたシリコンの油膜がインナーチューブをコーティングしてくれます。また、ベタつきもないので、他の汚れを吸着を阻止してくれます。
シリコンスプレーの使い方は、バイクに乗ったあとに、インナーチューブにひと吹きするだけです。そのあと、マイクロファイバークロスなどの柔らかい布で、液体を残さないようにしっかりと拭き上げましょう。そうすれば、インナーチューブ表面の汚れも掃除できて、錆びの発生も抑えてくれます。
まとめ
今回は、インナーチューブの錆による影響や、メンテナンス方法をご紹介しました。
錆が酷くなってしまうと、修理費に多額の費用がかかってしまいます。
そのためにも、日頃からメンテナンスを行い、錆を予防するように心がけておきましょう。
本記事は、2019年1月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。