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原付で行くキャンプツーリング、積載のポイントや注意点、おすすめ車種を紹介

「原付でキャンプツーリングに行くには、積載力が足りない!」
「原付で積載するには、どのような点に注意が必要?罰則はある?」
「キャンプツーリングにおすすめの原付は?」

この記事では、積載力を増やす方法や積載するうえでの注意点を解説していきます。キャンプツーリングにおすすめの原付もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

原付キャンプの魅力

原付キャンプの魅力

原付キャンプの魅力は、原付ならではの燃費の良さや手軽さにあります。

原付は普通自動二輪車や大型自動二輪車と比べて非常に小さく、重量も100kg前後しかありません。軽量ゆえに燃費も良く、取り回しも非常に楽です。例として、「ホンダ スーパーカブ50」は定地燃費値で100km/Lを超える桁違いの燃費性能を誇っています。

キャンプツーリングの際には、道を間違えてしまったり細い道を通ったりすることもありますが、軽量小型の原付だといざというとき、簡単に方向転換できる手軽さも大きな魅力です。

知っておきたい、原付の積載ルール

積載ルールを守らなかった場合、違反で点数を引かれたり罰則金を支払ったりすることになります。以下で、具体的な積載ルールを解説します。

原付(50cc)の場合

  • 積載物の長さは乗車装置または積載装置から30cm以内
  • 積載物の幅は乗車装置または積載装置のプラス30cm以内(片側15cmまで)
  • 積載物の高さはバイクに積載した時に「地上から」2m以内
  • 積載物の重量は、30kg以内

原付二種(51cc~)の場合

原付(50cc)と違う積載ルールは重量のみです。

  • 積載物の重量が、60kg以内

重量以外の基本的な積載ルールは、原付(50cc)と変わりはありません。

積載ルールに違反した場合

積載制限を超えてしまうと、原付(50cc)なら違反点数1点と反則金5,000円。原付二種以上(51cc以上)なら違反点数1点と反則金6,000円が科せられます。

さらに、積載物重量制限超過(10割以上)違反をしてしまうと、原付(50cc)なら違反点数3点と、反則金2万5,000円。原付二種以上(51cc以上)なら違反点数3点と、反則金3万円という非常に重い罰金が科せられます。

必要な積載アイテム

原付単体では、キャンプツーリングをするための積載力が足りません。
そのため、必要な積載アイテムを以下に5つご紹介します。

シートバッグ

シートバッグ

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/407026

リアバックとも呼ばれ、シート後方に固定して荷物を収納できます。大小さまざまなサイズがあり、なかには可変式で内容量を増やすことができる商品もあり、キャンプやロングツーリングにも対応可能です。

持ち運びしやすいリュックとしても使用できる2wayタイプのバッグもあります。

ケース自体もハードタイプの型崩れしにくく衝撃に強い耐久性の高い物から、ソフトタイプの多少容量を超えても収納できる物もあり、選択の幅が非常に広い商品です。

リアボックス

リアボックス

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/668700

トップケースとも呼ばれ、リアキャリアに設置するタイプの商品です。見た目が少々無骨ではありますが、ハードケースなので強度があり、防水性も高いです。急な雨でも中身がびしょ濡れになる心配がありません。大容量なうえ鍵付きの商品もあり、そちらを選べばセキュリティ面でも安心です。

サイドバッグ

サイドバッグ

出典:https://www.goobike.com/motocle/detail/380796

アメリカンやクラシックバイクなどでよく見られる、リア周りに取り付けるバッグです。
シートバッグと同様に取り外して、カバンやリュックのようにして持ち歩ける2wayタイプもあります。素材はおもに味のあるレザーや、防水性の高いポリカーボネートなどです。

ただし、サイドバッグにはいくつか注意点があります。サイドバッグがマフラーに干渉して焼けることがありますし、車幅が広くなるため通り抜ける際に接触しないように気をつけなくてはいけません。

マフラーへの干渉については、汎用ステーを装着すれば対策可能です。

ツーリングネット

キャンプツーリングをするほどの遠出をしたら、帰りに寄り道をしてお土産を買いすぎてしまうこともあると思います。そういった場合に役立つのがツーリングネットです。

大きめのツーリングネットをあらかじめ購入しておけば、いざというとき、リアボックスやシートバッグの上にまとめることも可能。購入費用としても最も安価で、小さくまとめることもできるのでおすすめです。

バックパック

バッグ類のなかで一番身近なのは、やはりバックパックではないでしょうか。シートバッグやタンクバッグはバイク専用の物ですが、バックパックは通勤通学に利用できる非常に汎用性が高い商品になります。

コンビニなどで買い物をするために降りて移動する際、貴重品など必要な物を背負ったままなので安心して原付から離れられます。

ただし、横風や走行時にブレて不安定になってしまうことがあるので、腰回りに固定できる物のほうが走行は安定しますし、事故のリスクを下げることができます。

積載時の注意点

万が一走行時に積載物が落下した場合、重大事故につながる可能性があるため細心の注意が必要です。以下に積載時の注意点を3つにまとめてあるので確認してください。

道具は必要最低限に

キャンプツーリングをしようとした場合、テントや寝袋など多くの物を積載する必要があります。しかし原付バイクは自動車と違い積載力がほとんどありません。

そのため可能な限り、軽量でコンパクトな物を選び、不要な物は持って行かないようにしましょう。

重量物は下に配置

上に重いものを配置してしまうと、カーブや強風で煽られた際に横転してしまう可能性が高くなります。重い物は、可能な限り下に配置しましょう。

キャンプツーリングのように遠出をした場合、停車時に疲労でふらつくことがあります。
そういった場合も重心が低い位置にあると、立ちごけのリスクを抑えることが可能です。

左右の重心バランス

左右の重心バランスが崩れていると、走行時にまっすぐ走るのが難しくなります。

それだけでなく、重心バランスが崩れて偏りが酷くなると、バッグのベルトをタイヤに巻き込んでしまったりウインカーに被さり視認性を悪化させたりして非常に危険です。

可能な限り左右へバランスよく荷物を入れることで、直進安定性が良くなるだけでなく事故のリスクを下げられます。

キャンプツーリングにおすすめの原付(50cc)

キャンプツーリングにおすすめの原付(50cc)を紹介していきます。

原付はどれも燃費がよく、値段も普通自動二輪や大型自動二輪に比べると安価なので、費用を抑えたい方におすすめです。

クロスカブ50

最高出力(PS) 3.7
最大トルク(kgf・m) 0.39
排気量 49
冷却方式 空冷
燃料消費率(km/L) 94(30km/h走行時)
車両重量 (kg) 100
メーカー希望小売価格 30万8,000円
グーバイク掲載車平均価格 30万円

2017年にモデルチェンジしたスーパーカブ50をベースにした原付バイク。町乗りは勿論、アウトドアに持って行きたくなるクロスオーバースタイルなデザインです。

電子制御システムPGM-FIを採用したことで、余分な排出ガスを抑え94km/Lの燃費性能を実現しています。

ちなみに、ホンダの二輪工場がある熊本県のゆるキャラである「くまモン バージョン」も発売されています。

スーパーカブ50

最高出力(PS) 3.7
最大トルク(kgf・m) 0.39
排気量 49
冷却方式 空冷
燃料消費率(km/L) 105(30km/h走行時)
車両重量 (kg) 96
メーカー希望小売価格 24万7,500円
グーバイク掲載車平均価格 20万8,000円

1958年に発売され2019年には生産累計1億台を達成し、今なお売れ続けているスーパーカブシリーズの50ccモデルです。

燃費は105km/を超えるという、文字通り桁違いの数値を誇っています。

水や泥跳ねを防いでくれるリアフェンダーやレッグシールド、積載力を上げてくれるリアキャリアも標準装備です。

さらに、このご時世では珍しいキックスターターがセルスターターと併用されています。万が一バッテリーあがりが起きてもエンジンの始動が可能です。

スーパーカブ50プロ

最高出力(PS) 3.7
最大トルク(kgf・m) 0.39
排気量 49cc
冷却方式 空冷
燃料消費率(km/L) 93(30km/h走行時)
車両重量 (kg) 108
メーカー希望小売価格 26万9,500円
グーバイク掲載車平均価格 22万7,000円

スーパーカブ50プロの基本性能は、スーパーカブ50と大きな差はありません。大きな変更箇所は以下の2点です。

  • 縦543.3mm×384mmの大型リアキャリア
  • 縦250mm×横460mm×高さ234.5mmのフロントバスケット

キャンプツーリングの場合、この積載力は非常に心強いはずです。

キャンプツーリングにおすすめの原付二種(51cc~)

ここからは、キャンプツーリングにおすすめの原付二種(51cc~)の紹介です。

原付(50cc)に比べると値段は上がりますが、排気量が大きくなるので走行時に余裕ができます。

スーパーカブ110

最高出力(PS) 8
最大トルク(kgf・m) 0.9
排気量 109cc
冷却方式 空冷
燃料消費率(km/L) 68(60km/h走行時)
車両重量 (kg) 101
メーカー希望小売価格 30万2,500円
グーバイク掲載車平均価格 28万4,000円

スーパーカブ50の排気量が上がった車種です。スーパーカブ50との大きな違いは、以下の2点になります。

  • ABSが標準装備され、安全性の強化
  • チューブレスタイヤになり、パンク修理がより楽に

加えて、メーター部分にギアポジションが常時表示され、時計の表示も可能です。

CT125 ハンターカブ

最高出力(PS) 9.1
最大トルク(kgf・m) 1.1
排気量 123cc
冷却方式 空冷
燃料消費率(km/L) 63(60km/h走行時)
車両重量 (kg) 118
メーカー希望小売価格 44万
グーバイク掲載車平均価格 45万6,000円

スーパーカブC125をベースに開発されたカブの兄弟車です。

スーパーカブC125のスプロケットの丁数をより大きな物に変更するなどして、不整地を通り抜けやすくしてあります。山道を通ることもあるキャンプツーリングにおすすめです。

クロスカブ110

最高出力(PS) 8
最大トルク(kgf・m) 0.9
排気量 109
冷却方式 空冷
燃料消費率(km/L) 67(60km/h走行時)
車両重量 (kg) 107
メーカー希望小売価格 36万3,000円
グーバイク掲載車平均価格 36万2,000円

クロスカブ50の排気量を向上させたバイクで、同時にスーパーカブ110をベースにしたバイクでもあります。

クロスカブ50との違いは、ABSの搭載とチューブレスタイヤの使用です。
スーパーカブ110との違いは、ヘッドライトガードの取り付けと、ハンドルがよりアップライトになりより楽なポジションで乗れるようになった点です。

ちなみに、クロスカブ50と同様に「くまモン バージョン」も発売されています。

まとめ

原付は積載やパワーの面で、他のバイクよりも苦労することがあります。

しかし燃費の良さや手軽さなどは、他に類を見ません。原付で行なうキャンプツーリングだからこそ味わえる魅力を堪能してみてはいかかでしょうか?

本記事は、2022年10月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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