初心者のための林道ツーリングガイド!3つの心得と必須の装備・持ち物

この記事では、林道ツーリングに挑戦する初心者向けに、大事な心得や早めにそろえておきたい装備などを紹介しています。未舗装路を走る林道ツーリングは、トレール車の最も手軽な遊び方です。

ただし、安全な走行をするには、多くの注意点があります。将来的に林道ツーリングを始める計画がある方は、ぜひ本記事のポイントを参考にしてください。

初めての林道ツーリングで意識したい3つの心得

初めての林道ツーリングで意識したい3つの心得

初心者が林道ツーリングに行くときには、以下3つのポイントを守る必要があります。

初めての場合、経験者と一緒に行く

林道などのオフロードでの走行は舗装路とは大きく勝手が違うため、転倒などの事故やバイク故障が起こしやすくなります。また、舗装路での運転に慣れていて「自分一人でバイクを起こせる」と過信をしている人も、初めての砂利道などでは思うように車両を動かせないこともあります。

そのため、初心者が林道ツーリングに挑戦するときには、まずオフロードの経験豊富なベテランライダーと一緒に走り、林道走行のコツをつかむのがおすすめです。

燃料は満タンにしておく

一般的な林道は、山林作業従事者が使う未舗装路です。そのため、林道ツーリングができるスポットの周囲には、トラブル時にすぐ駆け込めるガソリンスタンドもない可能性があります。こうした環境でガス欠になれば、舗装されていない砂利道でバイクを押して移動せざるを得ないでしょう。

林道ツーリングから安全に戻ってくるには、できれば林道の突入前に最寄りのスタンドでガソリン満タンにしておきましょう。念のため、予備のガソリン缶を持っていくのもおすすめです。

スピードを出しすぎない

林道は、舗装路と比べてはるかに少ない交通量です。しかし、林道はガードレールがない箇所も多く、走行中の判断を誤ったり、止まりきれないときには崖下に落ちたりする恐れもあります。また、林道の場合は、オンロードと比べて見通しが良くないことも多いものです。

林道では、林業の関係者やハイキング中の人々、野生動物などが突然飛び出してくることも考えられるでしょう。そのため、こうした方々との接触や想定外の転倒などを防ぐためには、危険予測をしっかり行なえるスピードで走ることが求められます。

備えは万全に。林道ツーリングに必須の装備

林道ツーリングで安全な走行をするには、以下のアイテムが必要です。

プロテクター

オフロードでは、専用に開発されたロングタイプのプロテクターで手足の保護をする必要があります。そして、転倒リスクが高い林道ツーリングの場合、脊椎部や胸部、腹部を守るプロテクターも欠かせません。

なお、プロテクターは、ライディングの妨げにならないものを選ぶことも大切です。そのため、林道ツーリング初心者が買い物をするときには、なるべく試着をして運動性能と保護性能のバランスが良いものを選んでみてください。

オフロード用グローブ

林道ツーリングでは、ハンドルをしっかり握るため、手指を守るグローブが必要です。ただし、オフロード用のグローブには、林道ツーリングのほかにモトクロスやトライアルといった種類があります。

林道走行向けにグローブを買うときには、気温や天候の変化に対応できるものを選んでみてください。また、転倒時の保護という意味では、プロテクターが入ったものもおすすめです。

ただし、林道ツーリングでは繊細なハンドル操作が求められます。プロテクターと同様に、実際に試着をして買い物をしましょう。

オフロード用ブーツ

林道ツーリングでは、転倒や事故を起こさなくても、木の切り株や岩などに足をぶつけることがよくあるものです。そのため、オフロード用のブーツは大事な足を守ってくれる、いわゆるエンデューロブーツなどを選びます。

ただし、ここで注意点があります。それは、林道ツーリングでは、砂利道などでも的確にシフトペダルやブレーキペダルを踏む操作性と、歩きやすさが非常に大切だということです。林道向けのブーツを買うときには、プロテクターなどと同様に、保護だけでなく動きやすさとのバランスが良い商品を選ぶことが必要です。

ヘルメット

林道ツーリングでは、転倒時の頭部のほかに、突き出た木の枝や跳ね石から顔や目を守ることも大切です。ヘルメットは、目元がしっかり保護され、突き出た口元によって息がしやすいものを選ぶのが理想となります。

本格的なオフロードヘルメットは、目元がゴーグルになっています。これに対して林道走行をする程度なら、シールドタイプのヘルメットでも十分に対応できるでしょう。シールドを選択すると、林道の行き帰りのオンロードも違和感なく走行できると思います。

雨具

林道ツーリングに行くときにも、急な天候変化に備えてレインウェアを用意しておきましょう。バイク用のレインウェア選びで大切なのは、防水性と透湿性の高さです。透湿性とは、雨具内部の蒸れにくさをあらわします。

林道ツーリングでは、身体を守るために多くのプロテクターを身に着けます。したがって、レインウェアは、普段の洋服よりも一回り大きいサイズを選ぶのがおすすめです。内部の快適性を保つために、ベンチレーション機能があるものを選んでもよいでしょう。

防水バッグ

林道ツーリングなどのオフロード走行では、水たまりの泥水をはね上げる可能性があります。そのため、貴重品や雨具などを入れるバッグは、防水タイプのものがおすすめです。また、木の枝などにバッグが引っかかるリスクを考えると、自分の背中に背負うリュックタイプを選ぶのがよいでしょう。

リュックタイプのバッグにすると、飲み水の入ったソフトボトルにチューブを取り付けたハイドレーションも使いやすくなります。

パンク修理キット

急なトラブルに対応するために、パンク修理キットや専用工具なども用意しておきましょう。ただし、オフロードバイクの場合、タイヤのなかにチューブを使っているため、以下のようにオンロードバイクとは少し異なる準備が必要となります。

  • タイヤレバー
  • エアポンプ
  • エアゲージ
  • パッチ
  • ボンド
  • 紙やすり
  • ビードクリーム(石鹸でも可)など

交換用のクラッチ・ブレーキレバー

林道ツーリングなどのオフロードでは、転倒時にクラッチやブレーキのレバーが折れる可能性もあります。そのため、それぞれ1本ずつスペアを用意しておくのと安心です。

ただし、公道ではない林道ツーリングの場合、周囲に街灯もなく夕方になると暗い環境で作業をすることもあります。したがって、これらのパーツを持っていく場合は、自宅で何度か交換の練習を行ない、トラブル時にもスムーズな作業ができるようにしておきましょう。

連絡手段(携帯やスマートフォン)

ツーリングができるような林道でも、場所によっては携帯電話の電波が通じることがあります。ですから、万が一のトラブルが起きたときのために、携帯電話やスマートフォンの充電を満タンにして、外部との緊急連絡ができるようにしてください。

ただし、林道ツーリングなどのオフロードでは、転倒時にライダーの身体やバッグを打ち付けてしまう可能性もあります。事故や転倒が起きたときに、大事な携帯電話やスマートフォンを壊さない工夫もしておく必要があるでしょう。

空気圧を調整するタイヤゲージ

林道では、空気圧が低いほうが走りやすくなります。そのため、林道に到着したら、タイヤゲージを使って空気圧を調整するのもおすすめです。ただしタイヤを標準空気圧にしておくと、チューブのリム打ちでパンクをするリスクを減らすことができます。

タイヤゲージには、目盛りが細かく非常に見やすいプロ仕様から、ホースがないコンパクトなものまで幅広い商品があります。使い勝手を考えるなら、短めのホースがついたものがよいでしょう。

水と食料

林道ツーリングをするような場所には、自動販売機や飲食店はまずありません。そのため、水分補給用の水や経口補水液を用意する必要があります。また、休憩中に食べるおやつなどの食料も少し多めに用意すると、万が一のトラブル時にも安心できるでしょう。

外で食事ができるぐらい天候が良いときには、固形燃料やシングルバーナーなどを持っていき、カップラーメンなどを食べるのもおすすめです。複数人で出かけるときには、クッカーでインスタントラーメンをつくる、ラーメンツーリングにするのもよいでしょう。

林道の場所を探すには?

インターネット検索でも林道は見つけられる

林道ツーリングに慣れてきたら、「◯◯県 林道」などのキーワードでインターネット検索をしてみるのもよいでしょう。Googleなどに林道名が出てきたら、地図アプリなどを使って詳しい場所を確認してください。

ただし、時期によっては、周辺道路の工事中などで通行規制が行なわれている場合もあります。そのため、インターネット検索で見つけた場所に林道ツーリングに行くときには、ライダーブログなどのほかに、規制の有無も確認しておきましょう。

まとめ

今回は、林道ツーリング初心者のために、初めて行くときのポイントや必要な装備、おすすめ林道の探し方を紹介しました。初心者の場合、想定外のトラブルでパニックになることもあるでしょう。

初ツーリングに出かけるときには、しっかりと装備などの準備をしたうえで、信頼できるベテランライダーから走行のコツを学んでみてください。

本記事は、2021年2月3日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。