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バイクの洗車機はNG!バイクの正しい洗車方法と注意点

ガソリンスタンドなどにある洗車機は基本的にバイク不可ですが、実は一部の洗車機ではバイク洗車もOKとされています。海外ではバイク専用の洗車機も一般的に利用されていることから、バイクを洗車機で洗うことに抵抗のないライダーも大勢います。しかし、バイクを洗車機に入れるとトラブルの原因となるため注意が必要です。今回は、バイクを洗車機に入れてはいけない理由や正しい洗車方法、洗車時の注意点について解説します。

バイクを洗車機で洗車している方や洗車方法がよく分からないという方は、この機会にバイクの正しい洗車方法をマスターしましょう。

ガソリンスタンドの洗車機がバイクNGの理由

ガソリンスタンドに併設されている洗車機の多くは、高圧な水流と回転モップで汚れを落とす門型洗車機もしくはドライブスルー洗車機です。これは前後左右から噴射される水や洗剤、回転式のモップで自動車の汚れを落とすよう設計されていますが、二輪車を想定した設計ではないため注意が必要です。
一般的に、バイクは下方・後方から水を受けるような設計が施されていないため、全自動タイプの洗車機に入れるとバイクを傷めてしまう可能性があります。具体的には、以下のようなトラブルが想定されます。

  • 電気系統の接触不良、ショート
  • 手が届かない部分の金属パーツやメッキパーツにさびが発生
  • 水圧によるパーツの外れ、歪み、破損
  • 水圧による転倒

ちなみに、海外で利用されるバイク専用洗車機には以下のような種類があります。

密室タイプ:

密閉型のケース内で上下左右から水を噴射するタイプの洗車機です。バイク一台が収まる程度のケースサイズで、下方からの噴射により泥汚れも落とせます。

門型タイプ:

自動車用の門型洗車機と同様の仕組みで洗車を行いますが、サイズや固定方法は二輪車を想定して設計されています。

全自動タイプ:

バイクショップや整備工場などに設置されているポータブルタイプの全自動洗車機です。洗車レーンにバイクを設置し、左右にある可動式洗車アームから水が噴射されます。

これら海外の洗車機は二輪車の洗車を想定して設計されているものですが、上述のとおり、バイクへの負担やトラブルのリスクを考えると頻繁な利用は避けておくことがベターです。

バイクは手洗いが基本!正しい洗車方法

バイクは手洗いが基本!正しい洗車方法

バイクの正しい洗車方法は、以下の手順で行う「手洗い」です。自宅で行うことが難しい場合は、近場のコイン洗車場(セルフ洗車場)を利用しましょう。

<用意するもの>

  • 耐水性のあるテープ
  • 洗剤
  • バケツ
  • スポンジ
  • ブラシ(大小あると便利)
  • 軍手
  • タオルやウエス(雑巾でもOK、複数枚準備する)
  • パーツクリーナー
  • チェーンオイル
  • 艶出しワックス(なくても可)

<バイクの正しい手洗い手順>

  1. エンジンを切り、鍵穴やマフラーなど水を入れたくない部分をテープでふさぐ
  2. 車体の上から下方向に水をかけ、塵や砂を落としていく(塗装パーツ、ガラス・アクリルパーツ・ミラーパーツなど傷が入りやすいパーツの汚れは優先的に落としておく)
  3. バケツに洗剤を薄めた液を作りスポンジやウエスを浸してボディを洗っていく
  4. 手の届きにくいパーツは手にはめた軍手やブラシで汚れを落とす
  5. 頑固な汚れやさびは専用洗剤やパーツクリーナーで落とす
  6. 上から下方向に水をかけ洗剤をしっかり洗い流す
  7. きれいなウエスで水気をとり、拭き上げる
  8. 仕上げに塗装パーツを艶出しワックスで磨き、チェーンオイルを注油して完了

水をかけてはいけないパーツは要注意

バイク洗車では、水をかけてはいけないパーツがあるため注意してください。

  • 鍵穴
  • ラジエター
  • シート下部
  • シートボックス内
  • マフラーの排気口

これらのパーツに水がかかると故障やトラブル、さびの原因となります。万が一、洗車中に水や洗剤がかかってしまったらエアダスターで水分を飛ばすか、ウエスでしっかり拭き取りましょう。

まとめ

  • バイクは下方・後方からの水に弱いため洗車機での洗車は基本的にNG
  • バイク洗車は手洗いで行い、上から下に向かって水をかけることが鉄則
  • 洗車中や洗車後は水をかけてはいけないパーツに注意して、水気があればしっかり拭き取る

本記事は、2019年4月26日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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