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バイクのブレーキのエア抜きのやり方

ワイヤーブレーキでない限り、バイクは油圧式ブレーキが採用されています。しかし、油圧システムに重要なブレーキフルードにエアが混入すると、ブレーキのフィーリングが悪くなるなど不具合を引き起こしてしまいます。そこで今回は、ブレーキのエアを抜く方法と、バイクショップにエア抜きを依頼した場合の工賃についてご紹介しましょう。

バイクのブレーキのエア抜きとは?

バイクの油圧式ブレーキには、ブレーキフルード(ブレーキオイル)という液体が入っています。効率よくレバーからブレーキに力を加えるには、フルード内に異物などが混入してはいけません。ブレーキにエアが入る理由には以下のようなものがあります。

  • フルードを入れたときにエア抜きをしていない
  • フルード内に水分が入り熱によって気体に変わってしまう

フルード内にエアが混入した場合はエア抜きが必要になります。

エア抜きの方法

リザーバータンク側のエア抜き

  1. リザーバータンクの液面が水平になるようバイクの位置を調整する
  2. リザーバータンクのキャップを外す
  3. キャップを外したらウエスで周りを養生する
  4. ブレーキレバーを引いてエア(気泡)が出てくることを確認する
  5. ブレーキレバーの感覚が戻らない場合は、レバーを握ったままバンジョーボルトのネジを緩めてエアを抜く

キャリパー側のエア抜き

  1. キャリパーのニップルに透明チューブを差し込む
  2. チューブの先にペットボトルなどを用意してフルードが入るようにしておく
  3. ブレーキレバーを握り一定の力をかけつつブリーザーを緩める
  4. レバーが底付きする前にブリーザーを締める
  5. レバーを何回か握ってフィーリングを戻す
  6. フィーリングが改善されない場合は同じ作業を繰り返す

注意点

  • ブレーキフルードがなくならないように注意する
  • 作業中にブレーキフルードの量が少なくなった場合は補充する
  • キャリパーに使用するホースはブリーザー先端外径より1mm小さい製品が良い
  • エア抜き中にパーツのネジを緩める作業をしているときはレバーを離さない(戻さない)

作業を入念に行うことで、セルフでもブレーキのエア抜きが可能です。

ブレーキのエア抜きにかかる工賃の目安

ブレーキのエア抜きにかかる工賃の目安

バイクショップに依頼する場合、バイクフルード液の交換が必要となることがあるでしょう。工賃は以下の通りです。

1キャリパーあたり…1,500円~3,300円程度

カウルの脱着など、他に作業が必要な場合は別途で工賃が発生します。バイクの構造によって工賃が高くなる可能性もあるので、事前に見積もりを出してもらいましょう。

まとめ

  • ブレーキフルードにエアが入るのはエア抜きをしていないことやフルード内の水分が蒸発して気体になったことが原因
  • エア抜きは根気よく行うことが重要
  • バイクショップでは1キャリパーあたり1,500円~3,300円程度でエア抜きを行ってくれる

本記事は、2018年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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