バイクの洗車で高圧洗浄機を使う際の注意点｜グーバイクマガジン -公式サイト-

テレビでもおなじみの高圧洗浄機は、高水圧で汚れを落とすのが特徴です。洗車場にも置いてあるので、活用すればバイクも素早くきれいにすることができるでしょう。しかし、バイクに高圧洗浄機を使っても大丈夫でしょうか。ここでは、高圧洗浄機使用の際の注意点についてみていきましょう。

そもそもバイクに高圧洗浄機は使える？

実は、バイクの洗車に高圧洗浄機は向いていません。その理由は以下の通りです。

• バイクはエンジンなど様々なパーツがむき出しになっている
• 基本的に上前方からの放水には耐えられるが、後ろから、または高水圧の放水に耐えられるようには造られていない

バイクは車と違い、さまざまな方向からの放水に耐えられるようには造られていません。もちろん、雨の中での走行も想定されているため、前方からの放水には強いのも事実です。しかし、自然ではありえない水圧や継続した後部からの放水には耐えられず、パーツ内に浸水してしまう可能性があるため、高圧洗浄機の使用は向いていないといえます。もし高圧洗浄機を使った場合、以下のリスクが考えられます。

• シートが防水加工されていてもシート下がびしょびしょになる
• 近距離で放水すると塗装が剥がれる
• 浸水によって配線などにさびが発生する　など

もし高圧洗浄機を使うのなら、次のポイントを理解してから使用しましょう。

高圧洗浄機でバイクを洗車する際の注意点

高圧洗浄機を使ってバイクを洗車する場合は、以下の点に注意しましょう。

• 車体から100cm以上離れた場所で使用する
• タイヤの頑固な汚れには使用可能
• デカール（バイク用ステッカー）は剥がれやすいので注意する
• 前上方向の離れた場所から噴射すると浸水しにくい
• 浸水が不安な場所には養生テープなどで目張りを行う
• エアクリーナーなどの吸排気口には使用しない　など

基本的には、浸水の恐れがない部位にのみ使用するようにしましょう。使用時は、脚立などを用意することで、離れた場所の上方から放水することができます。高圧洗浄機を使っていても、水圧の高い掃除を行わない位の意識で使用するのが望ましいでしょう。基本的に、手洗いで水道水を流しながら行うバイク洗車ですが、洗車場を使う際は、以上の点に気を付けながら、高圧洗浄機を上手に活用して洗車してみるのも良いかもしれません。

まとめ

• 基本的にバイクの洗車には高圧洗浄機は向かない
• パーツへの浸水や塗装剥がれを起こすので高圧洗浄機の使用には注意する
• 車体から離れたところで前方と上方向から放水すれば使用は可能

本記事は、2018年9月28日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。