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バイクのプーリーとは?交換時期や方法

バイクには、ギアがあるバイクとオートマチック(オートマ)でギアが変わるバイクがあります。オートマのギアが自動で変わるには、プーリーというパーツが重要です。ここでは、プーリーの役割や交換時期、方法について確認していきましょう。

プーリーとは?

プーリーとは、スクーターなどに使用されているVマチック機構の左右にある、円形のパーツをいいます。プーリーの役割は以下の通りです。

  • エンジンの回転数によって径が変わりギアが変更される
  • プーリーに内蔵されているウエイトローラーとスプリングなどの作用によってギア変更が行われている

これらのことから、プーリーがオートマのギア変更にとって重要なパーツであることがわかっていただけるかと思います。

プーリーの交換時期

プーリーの交換時期は、ウエイトローラーの劣化を目安とするのが良いでしょう。ウエイトローラーが劣化する距離の目安は以下の通りです。

  • 交換目安距離…1万~2万km

実際に交換するかどうかは、ウエイトローラーの摩耗の有無によって判断します。セルフメンテナンスが難しい場所なので、バイクショップに点検してもらうか、車検時に確認してもらうのが良いでしょう。

プーリーの交換方法

プーリーの交換方法

プーリーの交換方法は以下を参考にしてください。

用意するもの

  • 新しいプーリー
  • 新しいベルト
  • プーリーレンチ
  • シザースホルダー
  • グリース
  • ウエイトローラー
  • ドライバー
  • 六角レンチ
  • ソケットレンチ
  • ウエス
  • パーツクリーナー
  • 整備書

交換方法

  1. エンジンを切る
  2. 駆動系のケースカバーを取り外す
  3. ガスケットを外す
  4. 左のプーリーのナットを、プーリーレンチとソケットレンチを使い取り外す
  5. 右側のクラッチをシザースホルダーとソケットレンチを使い取り外す
  6. プーリーを取り外す
  7. 新しいプーリーを取り付ける
  8. 新しいベルトを取り付ける
  9. 取り外しと逆の手順で右側のクラッチと左のナットを取り付ける
  10. ガスケットを取り付ける
  11. ケースカバーを取り付ける
  12. プーリーが正常に機能するかを確認する

注意点

  • 取り外し作業を行っているときに汚れがあれば、ウエスやパーツクリーナーを使いきれいにする
  • 駆動系の取り付けは規定トルクがあるのでトルクレンチを使うのが良い
  • トルクレンチがない場合は、マジックペンで印をつけて同じ位置まで締める
  • セルフメンテナンスに自信がない場合はバイクショップで交換してもらう

プーリー交換の工賃・費用

プーリーをバイクショップで交換してもらう場合、費用は以下の通りです。

交換費用

  • プーリーやベルトなどの部品代
  • 工賃…3,500円~7,500円程度

プーリーやウエイトローラーなど、劣化している部品があれば部品代が発生します。それに工賃を足した額が、バイクショップでかかる費用です。事前に連絡して、見積もりを出してもらいましょう。

まとめ

  • プーリーはオートマエンジンのギア変更に関わる重要なパーツ
  • 走行距離1万km~2万kmをウエイトローラー劣化の目安としプーリーの交換を行う
  • プーリーの交換は規定トルクを使う部分があるのでセルフ交換が難しい場合はバイクショップに交換を依頼する
  • プーリー交換にかかる費用は3,500円~7,500円程度の工賃と部品代

本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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