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バイクの冬季保管に!キャブレターのガソリンの抜き方

暖かい時期はバイクに乗る機会が増えますが、寒くなると敬遠されがちです。そういった冬にバイクを保管するときは、キャブレターからガソリンを抜いておかなければ、改めて乗るときにトラブルを引き起こす可能性があります。今回は、キャブレターのガソリン抜きをする方法についてご紹介しましょう。

なぜキャブレターのガソリン抜きが必要?

バイクに乗らず長期保管することによって、ガソリンは劣化してしまいます。そうすると、バイクには以下の症状が発生する可能性が出てきます。

  • パーツが腐食する(金属を溶かす)
  • 管が詰まる
  • エンジンがかからなくなる など

冬季保管の際、ガソリンタンクを満タンにすれば、タンク内のトラブルは解消できますが、キャブレターについては、ガソリン抜きをしておかなければ、パーツを傷めてしまう可能性があります。

キャブレターからガソリンを抜く方法

キャブレターからガソリンを抜く方法

キャブレターからガソリンを抜く方法は、以下の通りです。

必要なもの

  • 工具(ドレンボルトを緩めるもの)
  • ガソリンで溶けない容器(ステンレス製容器など)

作業手順

  1. ガソリンタンクのフューエル(燃料)コックをOFFにする(負圧式の場合はONのままでOK)
  2. ドレンボルトのガソリン吐出口にホースを付ける(あらかじめ付いている場合もある)
  3. ガソリン吐出口の下に容器を置く
  4. ドレンボルトを緩めてガソリンを出す
  5. ガソリンを出し切ったらドレンボルトを締める
  6. ガソリンを処理する

注意点

  • ガソリンは、1キャブレターあたり50cc~60cc位を目安とし、約5分程度かけて出てくる
  • ガソリンを抜いた後はエンジンをかけないようにする
  • 作業中の火気厳禁

ガソリンを扱う作業は危険が伴うため、慎重に作業し、処理もしっかりと行いましょう。

抜いたガソリンの保管方法

ガソリンを保管するには以下の方法があります。

  • ガソリン携帯缶やステンレスなど金属製の容器に保管
  • 抜いたガソリンをタンクに補充する

ガソリンは揮発性が高く、劣化すると金属を溶かす性質であるため、保管に適した容器が必要となります。キャブレターから出たガソリンは少量なので、ガソリンタンク内に入る場合は入れても良いでしょう。なお、1年以上乗る予定がない場合は、ガソリンタンクも空にしなければいけないため、専用の保管容器に入れてガソリンスタンドで廃棄してもらいましょう。

まとめ

  • キャブレターからガソリンを抜かないとパーツの腐食や管詰まりなどの原因となる
  • キャブレターからガソリンを抜くときはステンレス製容器などを用意する
  • ガソリンは危険物なので、火気厳禁で慎重に作業する
  • ガソリンは携帯缶やステンレス製の容器、またはガソリンタンクに保管する

本記事は、2018年7月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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