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バイクのオルタネーターの故障症状と点検修理の方法

バイクで電気系統の故障が発生したとき、ジェネレーターやレギュレーターなどにも原因が考えられますが、オルタネーターに問題が発生している可能性も考えられます。今回はオルタネーターについて詳しくみてみましょう。

オルタネーターが発電する仕組み

オルタネーターは発電コイルと磁石で構成されており、以下の方法で発電しています。

  1. エンジンを始動する
  2. オルタネーター内の発電コイルが回転する
  3. 磁界が形成される
  4. 交流電流が発生する

発電された電気は、そのままバイクで使用されますが、余った電気はバッテリーに充電されます。オルタネーターで発電した電気がないと、バイクの始動時にセルを使うことができません。

オルタネーター以外にも呼び名がある!?発電機の名称

バイクの発電をしている機械は、オルタネーター以外にも以下の名称で呼ばれることがあります。

ジェネレーター

ジェネレーターは以下の2つを表すといわれています。

  • 発電機の総称
  • 整流器を含めないオルタネーターの部位

このように、バイクに積まれているオルタネーターはジェネレーターとも呼ばれています。ジェネレーターは発電機の総称なので、昔バイクに使用されていた直流電流を発生させるダイナモも、それに含まれます。2018年時点では、オルタネーターがバイク発電機の主流となっているので、覚えておきましょう。

オルタネーターの故障の症状

オルタネーターが故障すると、以下の症状がみられるようになります。

  • エンジン始動後にメーターパネルのチャージランプやバッテリーマークが点灯する
  • セルが回らなくなる
  • バッテリーが頻繁に上がる
  • 電装品の動作が不安定
  • 走行中でもエンストする
  • 新品のバッテリーに交換してもエンストする など

それでは次に、オルタネーターが故障しているかどうかを点検する方法についてご紹介しましょう。オルタネーターの異常は、電圧を計ればわかります。

  • エンジン始動時にバッテリー端子間の電圧が12V以下の場合は異常あり
  • エンジンの回転数3000rpm以上でバッテリー間の電圧が14.5〜14.8V程度であれば正常

また、以下の場合はレギュレーターが故障している場合があるので、電圧を注意してみておきましょう。

  • 14V以下または15Vを超えるとき

オルタネーターの修理方法

オルタネーターの修理方法

オルタネーターが故障している可能性がある場合は、バイクショップに点検してもらいましょう。故障の状態によっては、以下の選択を迫られることになります。

  • オルタネーターの交換(約4〜5万円程度)
  • バイクの買い替え

上記のように、オルタネーターの交換は安くはありません。また、他の電気系統が故障していることもあり、さらに修理代がかさむこともあります。そのため、まずはバイクショップで見積もりを出してもらい、最適な手段を選びましょう。

まとめ

  • オルタネーターは磁石とコイルで磁界を形成し交流電流を発生させる
  • ジェネレーターは発電機の総称であるためオルタネーターも含まれる
  • オルタネーターに異常が発生すると電装関連にトラブルがおこる
  • バッテリー端子間の電圧が12V以下だと異常の可能性がある
  • オルタネーターの修理方法には交換かバイクの買い替えが推奨される
  • 異常があればバイクショップで点検をしてもらう

本記事は、2018年4月27日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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