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バイクのステアリングの点検&調整方法を徹底解説!

「なんかハンドリングに違和感があるな…」「真っ直ぐ走っているはずなのに勝手に少しずつ曲がっていく…」などの経験をしたことはあるでしょうか?

実は、バイクや自転車などの2輪車は、知らぬ間にハンドルが微妙に切れたり戻ったりしてバランスを保っています。ハンドル周りがスムーズでないと、違和感のある乗りにくいマシンになってしまうのです。このページでは、「バイクのステアリングの点検&調整方法」について解説していきます。

バイクのステアリングとは?点検の重要性

バイクのステアリング(厳密に言えばステム)は、ハンドルと車体を結ぶベアリング部分のことを指します。ステムベアリングがスムーズでないと、コーナリング中にハンドルに引っかかりが生まれたり、直進安定性が損なわれたりするなどの問題が生じます。

違和感があるだけならまだしも、ハンドルがスムーズでないとバランスが取れずに転倒する恐れもあるため、日頃からの点検は非常に重要です。

バイクのステアリングの点検方法

バイクのステアリングの点検方法

バイクのステアリングは、前輪を浮かせてスムーズにハンドルが切れるかを確かめることで点検できます。具体的な点検方法としては、以下の通りです。

  1. センタースタンドやメンテナンススタンドを使い、前輪を持ち上げましょう。センタースタンドの場合は、エンジン下をパンタジャッキで持ち上げると前輪が浮いた状態で安定させられます。
  2. 前輪が浮いたらハンドルを左右に切ってスムーズか確かめましょう。このとき、フロントフォークの下を持って前後方向のガタがないかも同時に確認してください。
  3. ハーネスやワイヤー類の取り回しによってもハンドルが渋くなる場合があるので、これらケーブル類が邪魔をしていないか確認します。
  4. 最後にホイールを外し、ステムに負荷のない状態で点検します。ホイール付きでは分からない微妙な引っかかりも見逃さずに点検しましょう。

バイクのステアリングの調整方法

ステアリング調整をするには、ステムベアリングの上にあるアジャスターナットを回す必要があります。アジャスターナットにアクセスするにはハンドルやトップブリッジを取り外す必要があるので、以下に手順で外してください。

  1. ハンドルをトップブリッジから外します。
  2. ハンドルが外れたら、トップブリッジのフォークを留めているボルトを緩めてください。
  3. トップブリッジを留めているステムナットを取り外し、トップブリッジを抜き取ります。
  4. トップブリッジを外すと、ロックナットとアジャスターナットが見えてきます。
  5. ロックナットを取り外し、アジャスターナットを調整します。緩めたり締めたりしながら、スムーズでガタのないポイントを探ってください。
  6. アジャスターナットが調整できたら、ロックナットを手でいっぱいに締め込みます。ロックナットは工具で締めるほど大きなトルクを掛ける必要はありません。
  7. 後は逆の手順でトップブリッジ、ハンドルを取り付ければ完了です。

まとめ

  • バイクのステアリングとは車体とハンドルを結ぶベアリング(ステム)のことを指す
  • ステアリングの点検は前輪を浮かせれば簡単に実施できる
  • ステアリング調整はアジャスターナットを回してスムーズでガタのないポイントに合わせればOK

本記事は、2019年10月30日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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