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バイクのABS警告灯が点灯していると車検に通らない?消えない時の対処法は?

ABS(Anti-Lock Brake System:アンチロックブレーキシステム)は、バイクに備わる安全装置です。ABSが搭載されていると走行中のタイヤロックを防止できるため、急ブレーキをかけた際に転倒するリスクを軽減できます。しかし、何らかの原因でABSに支障が出ると、「ブレーキはかかるのにABS警告灯が消えない」といった症状が見られることがあります。
そこで今回は、ABS警告灯が点灯している際の車検事情や、点灯する原因・対処法について解説します。ABS機構を正常に動作させ、バイク車検の一発合格を目指しましょう。

ABS警告灯とは?

ABS警告灯とは、ABSコントロールユニットが異常を感知した際に点灯するインジケータランプをいいます。ABS警告灯が点灯している際はABS機構が正常に動作しないため、急ブレーキ時はタイヤがロックするなどの危険が考えられます。
ABS警告灯はABSを搭載する車種に備わっていますが、そもそもABS非搭載の旧モデルなどはABS警告灯も付いていません。ABSの搭載が義務づけられた2018年10月1日以降発売のモデルに乗っている方は、ABS警告灯のエラー点灯に正しく対処できるようにしておきましょう。

ABS警告灯が点灯していると車検に落ちる!

これまでバイクのABS搭載が義務化されていなかった間は、車検においてABS警告灯による不合格というケースはほとんどありませんでした。しかし、上述のようにABSの搭載が義務づけられたことで、車検時のABS警告灯チェックも厳格化されてきています。ABS警告灯の異常などによりランプ点灯をその場で消すことができない場合、車検では修理対象となってしまうため注意しましょう。
「ABS警告灯が消えないけど気にせず走行している」という方は、車検までにABS警告灯の点検・修理を行っておくのが安心です。

ABS警告灯が点灯する原因とその対処法4つ

ABS警告灯が点灯する原因とその対処法4つ

ABS警告灯が点灯してしまう主な原因と対処法については、以下のとおりです。

ABS関連のヒューズが切れている

ヒューズボックス内でABS関連のヒューズが抜けていたり、切れていたりする場合があります。接触不良などで異常と感知されるとABS警告灯が点灯してしまうため、ヒューズや配線を点検し、必要に応じて再接続してみましょう。

ホイールスピードセンサーに不良がある

ホイールやフォークに取り付けられているホイールスピードセンサーに不良があると、ABS警告灯が点灯してしまいます。ボルトの緩み、配線の断線、汚れの蓄積などがないか確認しましょう。ホイールスピードセンサーが原因の場合、正しく取り付けできるとABS警告灯は消灯します。

スピードセンサーローターに不良がある

スピードセンサーローターそのものに不良がある場合、上述のように取り付けしてもABS警告灯が消えない場合があります。スピードセンサーローターは転倒や飛び石などにより損傷してしまう可能性もあるため、曲りや歪み、破損などが見られる場合は新品へ交換しましょう。

ABSコントロールユニット(アクチュエーター)の不具合

ブレーキ使用時の速度に応じてタイヤロックの解除をおこなうのがABSコントロールユニットです。ABSコントロールユニットに不具合があるとABSが正常に機能せず、ブレーキングにも変化や違和感が出てきます。トラブルを未然に防ぐためにも、ABSコントロールユニットの交換をおこないましょう。

まとめ

  • ABS警告灯とは、ABSコントロールユニットが異常を感知して点灯するインジケータランプのこと
  • ABS警告灯が点灯して消えない場合、車検で不合格になる
  • ABS警告灯はコントロールユニットやスピードセンサーの不良・不具合によって点灯する

本記事は、2019年7月29日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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