はじめは河原へ家族でピクニック感覚で走りにいっていたけれども、次第に家の近所にあるミニバイクサーキットを走るようになる。そのころは、サーキットを走っている同年代の友達を負かしたい、というよりも父から走りに関して怒られるのが悔しくて走っていたのだという。
「とくに夏休みには朝から夕方まで走っていましたね。朝、父にサーキットまで連れていってもらって、父が会社から帰宅するときに迎えに来てもらうまで、ただひたすらに。それで、夏休みあけのレースで突然3位に入賞したんです。父も俄然やる気満々になって。私自身、少しずつ成長していくタイプみたいで、いきなり速く走れるようになった、とかはないんです」。
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