YES or NO。
よけいな言葉はいらない
「カリフォルニアに住んでいたころ、レースの合間にサーフィンをしていたんです。日本では波の取り合いがあったり、うまい下手で優劣をつけようとする傾向があるじゃないですか。それが向こうにはまったくないんです。『お前はサーフィンをする人間だ。オレも同じ。だからいっしょに波を待とうじゃないか。いい波が来たときに、ベストなポジションにいたほうが、乗ればいいさ』と言われて。図らずとも、バイクの話に置き換えられるじゃないですか、この発想は。それからです、ボクが以前にも増して、バイクが好きになったのは。肩の力が抜けた感じでした」
2輪現役時代は世界最高峰の性能を誇ったNSR500をねじ伏せ、現在ではホンダコレクションホール所蔵の4輪F1マシンまで操る宮城さんが、ミニバイクで走ることに何ら抵抗を感じていないのは、この大きな心があるからだ。
1
2
3
4
5
6
7
礪
インタビューTOPへ
量
TOPへ
(C)PROTO