二次元の図面を引きながら三次元をイメージすることが要求されるという、専門的かつクリエイティブな作業だ。とくに複雑な曲面で構成されたカウルの設計はストレスがたまることも多いという。しかしながら、だからこそ製品となったあとの達成感には大きいものがある。
「市販車をモデルにしたものでもっとも新しいのがGSX1300Rハヤブサですが、このモデルで初めて自分がまとめ役として基本から担当させてもらったんです。それだけに思い入れも大きいですね。カウルの造形というのはホント手ごわい。でもやりがいがあるし、まさに腕の見せどころです」
腕の見せどころ……とは、フォルムの再現に加えて、スケールダウンするときに造形に手を加えるという、模型ならではのプロセスがあるからだ。
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