日本でマウンテンバイクが注目を集めだしたのは約10年前。 この新しいスポーツにはバイクフリーク、とくにオフロードバイクユーザーが目を向けた。 もちろん、ホンダの研究所でもマウンテンバイクに興味を示したスタッフが多く存在していた。
ムダのない究極の乗り物とバイクの基礎研究
彼らはマウンテンバイクの魅力にどんどん引き込まれ、 その車体や性能がどんどんバイクに近づいてきていることに気がついたのだった。
「前後にサスペンションが付いたマウンテンバイクを見たとき、 『もうこれはエンジンのないバイク』と思ったのがきっかけでした。 ここまできたら、CR125R(ホンダのモトクロッサー)のエンジンの代わりにペダルを付けて走ってみたくなりました」
研究所のマウンテンバイク好きのスタッフたちが、ユーザーから開発者へと変化した瞬間でもあった。
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