「彼は8耐優勝の経験者だし、あらゆるレースでどうすれば勝てるとかということをよく知ってますからね。ここは言うことを聞いておこうと。これも勝因のひとつです」 そしてふたりは表彰台で高々と大治郎の遺影を掲げながら「大治郎、ありがとう!」と歓びを全身で表現していた。多くのファンがその姿に共感し、大歓声でこたえた。そのシーンにいつもとは異なる8耐を感じていた人も少なくないはずだ。
「今年の春、大治郎の事故死があって、ライダーにしろドライバーにしろ彼の友人はみんな頑張って勝ってるんです。大治郎のためにボクは何ができるのかと思ってましたから、そういう意味ではこの達成感はすごく大きいです。これからもずっと大治郎のことは忘れないでほしいですね」と語る鎌田に生見も大きくうなずいた。
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