レース終了の直前まで、第2ライダーの鎌田 学はピットにいた。2周目のアクシデントで早々にリタイアした同じ桜井ホンダのエースチームの岡田忠之、亀谷長純とともにモニターを見つめていた。そして、そこには加藤大治郎の遺影もあった。
「ボクはモニター見ていただけだけど、まわりが慌ただしくなり始めて何かすごいことになってきたなぁと。心臓にはよくないですけど『最後はここにいたほうが気が楽かも』なんて思ってましたよ(笑)。とくに今回は2周目に岡田さんと長純の74番がリタイアして、ホンダワークスの2台もリタイアだったでしょ。ワークスマシンで残っているのは、ボクたちだけだというプレッシャーもたしかにありました。でも、岡田さんと長純がピットにいてくれて、いろんな情報をくれたので頼もしかったですね」
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