インタビュー

目標が高いから失敗は当然。そこから始まる新しい発想

 今回の日本GP出場が決まったのは3月10日。ひとつのカタチはできあがっていたものの、十分なテストを行っておらず、もちろん実戦データはない。それでも今後のためにGP参戦は大きな意義があるという。
「鈴鹿でも走るたびに問題が出てきますが、それだけ得られるものが多いということ。それをひとつひとつ解決していくのは楽しい作業だし、大きな夢を運んでくれるわけです。今回の車体は1号機の発展型ですが、次期車体のイメージはできあがっていて、実戦データを加えれば、かなりの戦闘力を持てると思います」

 サーキットでの森脇さんはとても若々しく、その言葉にチームスタッフは真剣に聞き入る。30年以上、サーキットで独自の発想をカタチにしてきた彼の言動には重みがあるのだ。

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