その一方で、吉村さんは'01と'02シーズンにスズキのモトクロスチームの監督を務め、'02シーズンは国際A級250/125両クラス制覇などの記録を残している。やはり吉村さんは、オフィスより土ぼこりが舞うモトクロス場が似合う人だ。そして56歳の彼にはまだ大きな夢があった。
「今後はボクにしかできないことをしようと思ってます。たとえば、スーパークロスを再び日本で開催したい。でもボクだけでは無理だから、熱意のある人を集めてなんとか実現させたい。将来、モトクロス界を背負って立つだろうモトクロスキッズに生のスーパークロスを見せてやりたいし、日本にはファンが多い。とくにここ2、3年、そう感じますね。そのスーパークロスでボクが育てたライダーが活躍するなんていいなぁ。それを見ることで、子供たちにさらに大きな夢を持ってもらいたいしね」
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