独立後は誰もがそうであるように期待と不安を抱きながら、深澤さんはそのキャリアを積み上げていった。そしてYFデザインというブランドは日本のみならず、すでに世界で認知されるまでになった。深澤さんが手がけたヘルメットを使用する多くのライダーたちがグランプリで活躍していたことも理由のひとつだ。
「もちろん最初は思いきりが必要でしたね、大胆さが。それまで日本にはなかったデザインや色使いでしたから、冒険でしたよ。またオリジナリティを大切にしながら選手の個性がよく出ていて、それでいて選手同士で似たようなデザインにならないように気をつけています。今となってはヘルメットやレーシングスーツのデザインはどんどん複雑になっていきましたから、自分が考えていた方向性は間違ってなかったと思います」
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