ﾎﾝﾀﾞへの思いを語る彼の移動手段のひとつがGB250ｸﾗﾌﾞﾏﾝ。ﾊﾞｲｸ好き、ｸﾙﾏ好きの荒川さんはじつは大のﾚｰｽ好きでもある。ﾊﾟﾘから戻ったころ、ﾎﾝﾀﾞNS250Rに乗っていたほどだ。
「ﾎﾞｸがﾊﾟﾘにいたときもｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘはよく見ていました。生中継ですしね。当時は原田さんやﾉﾘｯｸが活躍していて、すごく元気づけられました。同じ日本人がﾖｰﾛｯﾊﾟの地で頑張っている姿にね」
ﾆｭｰｼﾞｪﾈﾚｰｼｮﾝを代表するﾌｧｯｼｮﾝﾃﾞｻﾞｲﾅｰ荒川眞一郎さん。その一方でｻｰｷｯﾄでは少年のようにﾗｲﾀﾞｰやﾏｼﾝを見つめている。春雨の鈴鹿ｻｰｷｯﾄでの1日も、彼なりに充実感があったはずだ。そして東京に戻れば、次回のｺﾚｸｼｮﾝの準備に追われる日常が待っている。
「洋服にしてもｺﾚｸｼｮﾝのｽﾀｲﾙにしても、そのｱｲﾃﾞｱをひとつひとつｶﾀﾁにしていく過程が楽しいですね。そして最終的にｲﾒｰｼﾞどおりに完結できれば、最高の気分です。そういう意味ではﾚｰｽを戦うﾗｲﾀﾞｰもきっと同じでしょうね」
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