バイク操作の基本、アクセルワークの方法・コツ
バイクに乗る際、ブレーキングやコーナリング等、多くのテクニックが必要とされますが、今回は基本中の基本であるアクセルワークについて詳しくご紹介します。既に誰もが熟知しているアクセルワークですが、ぜひこの機会に基本をおさらいしてライディングスキルを高めていきましょう。
アクセルワークにはどのような動作があるのか
バイクのアクセル動作と聞くと、シンプルに「開ける・閉じる」の2つの動作を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。もちろん、この2つの動作を極めることで上手なアクセルワークをこなせるようになりますが、より繊細で熟練された走行を実現させるには、少々動作の認識が大まかだと言えます。
なぜなら、アクセル動作をさらに細かく見ていくと、下記の3つのポイントが見つけられるからです。
ライディングスキルを高めるためにも、上記の3つのポイントを意識したワンランク上のアクセルワークを目指していきましょう。
アクセルワークを良くするメリット
アクセルをより丁寧にコントロール出来るようになると、ライディングスキルもさることながら、大切なバイクへも負担を掛けにくい走行が可能となります。たとえば、日々の走行でより丁寧な加速が出来れば、エンジンへの負担を減らし、燃費向上にも繋がります。
また、減速時もブレーキのみに頼らずアクセルワークを駆使出来れば、無理な停止によるトラブルを防ぎ、ブレーキパーツへの負担を大きく減らせます。そのようなことから、走行の基本であるアクセルワークに今一度目を向け、快適かつ愛車に優しい走行を心掛けるのが理想的だと言えます。
練習方法と感覚を掴むコツ
遊びを取る感覚を掴むには、エンジンを回転させないように気を付けながら「僅かにグリップを捻って遊びを取り、元に戻す」という動作を数回繰り返します。遊び幅の感覚が掴めたら、さらに僅かな力を込めてアクセルオンし、エンジンが回転し始める感覚を体で感じます。この練習を繰り返すと丁寧な走り出しが行えるようになり、走り出し時の後輪スリップや転倒の可能性をぐっと下げることが出来ます。
次に、アクセルオンから続けて発進し、30km前後の速度を目安に加速していきます。この時もアクセルを軽く開け、タイヤがしっかりと地面を捉えて蹴っていく感覚を感じるのがコツです。
慣れてきたらさらに速度を上げ、50km前後を目安に走行し、アクセルを緩めると同時にエンジンの回転が減っていく感覚を掴みます。穏やかな速度まで落ちたら、地面を蹴る感覚を感じながらアクセルを先ほどよりも素早く開け、安定しつつ滑らかな加速が出来るよう繰り返し練習します。
まとめ
運転時のアクセルワークは、いつどんな場所を走る場合においても必要となる大切な基本のテクニックです。アクセルワークのコツを体で覚えて、ぜひワンランク上のライディングスキルを手に入れてください。
本記事は、2016年11月16日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
最新記事一覧
