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バイク選びに欠かせないスペック表(主要諸元)の見方と用語解説

バイクを選ぶ際に目を通すスペック表(主要諸元)には、バイクの性能に関わる情報が詰まっています。今回はスペック表の基本的な項目についての紹介と、少し難解な最高出力・最大トルクの意味を解説します。

スペック表(主要諸元)とは

スペック表は、バイクの性能や情報を項目ごとに記した一覧表です。主要諸元、諸元表とも言います。型や年式等、製造に関わる情報から、最高出力や排気量等、非常に多くの数値が記されているため、専門的な性能比較をする上で欠かせないデータと言えます。

スペック表の基本項目

車体各部位の寸法等を表す基本的な項目は、最低限押さえておきたいポイントです。

・全長
タイヤを含む車体最先端から最後尾までの長さ

・全幅
車体の幅が最も広い部分

・全高
地面から車体の最も高い部分までの距離

・軸間距離(ホイールベース)
前輪の中心から後輪の中心までの長さ

・最低地上高
地面から車体までの最も低い部分までの長さ

・シート高
文字通り、シートの高さ

・車両重量
オイルやガソリンを含む装備重量と、それらを除いた車体のみの重さである乾燥重量で表示

・総排気量
バイクに備えられたエンジン燃焼室の広さのことで、50ccや250cc等、ccの単位で表記

スペック表の基本項目

スペック表に存在する難解な項目を解説

次に、少し複雑な最高出力(馬力・パワー)と最大トルクについて、詳しく解説します。

・最高出力
エンジンのパワーを最大限に引き出した(アクセルを全開に開けた)際のパワーの値とエンジンの回転数を表しています。パワーの値が大きくなればなるほど、強力なエンジンが備えられていると認識出来ます。「100kW/9000rpm」等で表記されます。なお、以前にPSと表記されていた影響で、現在でも「100kW〈126PS〉/9000rpm」のように併記されている場合が多いです。

「1kw=1.360ps」「1ps=0.7355kW」で計算出来ます。ちなみに「rpm」とは1分間にクランクシャフトが何回転するかを表す単位です(9000rpm=1分間に9000回転)。

最高出力は、トルク×回転数で求めることが出来ます。トルクの力が強く、回転数が多ければ、それだけ出力(パワー)も大きくなります。

馬力・パワーのあるバイク:カワサキ Ninja ZX-14R(ZZR1400)

カワサキZX-14R(ZZR1400)は圧倒的なスポーツ性能を誇ります。水冷4ストローク並列4気筒エンジンによるハイパワー走行は、市販バイクの中でもトップクラスです。

・最大トルク
トルクとは軸を回転させる力のことです。バイクで言えば、加速時にエンジンが回転しようとする力そのものを指し、最大トルクはエンジンをフルパワーで回転させようとした際の値と、それに適した回転数を表しています。「90Nm/8500rpm」等で表記します。正式表記は「Nm」ですが、国内では「90Nm〈9.1Kg-m〉/8500rpm」のように、「kg-m」の値が併記されることがあります。「1Nm=0.10197kg-m」「1kg-m=9.80665Nm」で計算します。

トルク性能が高いバイク:ホンダ ゴールドウイングGL1800

トルク重視エンジンの代表格的バイクです。1,832cm3の大排気量水平対向6気筒エンジン搭載によるパワーと、なめらかな走りが特徴のスポーツツアラー型バイクです。

まとめ

スペック表は、バイク選びの際に目を通しておきたい資料です。記載された内容は外見的な要素だけでなく、バイクやエンジンの性能をこと細かく数値で表しています。より優れた性能のバイクを見つけられるよう、正しい見方を覚えましょう。

本記事は、2016年6月16日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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