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長時間にわたるバイクレース、耐久レースのルールや魅力

モータースポーツには多くの種類がありますが、中でも高い精神力と集中力、ライダー自身の人間性等が垣間見えるのが耐久レースです。今回は、耐久レースの概要や歴史、ルールについて解説します。

耐久レースとは

耐久レースとは、舞台となるサーキットを決められた時間の分だけ走りきり、長時間走行の末、サーキットを周回したラップ数を競うレースです。ジャンルとしてはロードレースに分類され、世界規模で行われる耐久レースとしては「FIM世界耐久選手権」が最も大規模な大会として知られています。

FIM世界耐久選手権は毎年世界各国のサーキットを巡って開催されますが、日本が舞台となるのは「鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」です。鈴鹿8耐はFIM世界耐久選手権の1レースに含まれていることから、国内でも高い認知度を誇っていますが、2017年で最終戦となってしまうことが発表されました。

この他、FIM世界耐久選手権には「6時間耐久レース」や「ル・マン24時間耐久レース」、「ボルドール24時間耐久レース」等があり、いずれも各国のロードレーサーが世界一を目指して出場します。

耐久レースの歴史や起源は?

耐久レースの起源を遡ると、初の長距離走行レースとして、1887年にフランスのパリ〜ベルサイユ間(約30km)にて開催された自動車レースがあります。当時はサーキット等の舗装コースではなく街中を走行するレースとして人気を博しましたが、レースにおける危険性を考慮して、やがてクローズドサーキット(レース専用サーキット)にて開催されるようになりました。

日本では1925年に名古屋〜上越地方間を走行する日本初のロードレースが開催され、走行時の事故や騒音等の様々なリスクを考慮して進化を遂げながら、現在の耐久レースへと至りました。FIM世界選手権の他に、現在国内で開催される耐久レースには、ミニバイクによる3時間耐久レースや6時間耐久レース等があります。

耐久レースの歴史や起源は?

ルールや特性を知って耐久レースの魅力を探ろう

耐久レースでは、一度に100名を超えるライダーが走行するため、スタート時は横一列による並びではなくスターティンググリッドと呼ばれる配置方式が採用されています。スターティンググリッドとは、コースに沿いながら縦にスターティングポジションを取っていく配置方法で、タイムアタックによる事前予選で良い成績を残したライダーから順に優位なスタートポジションが割り当てられます。

長時間走行を強いられる耐久レースでは、体力はもちろん高い集中力や精神力が求められ、中には規定時間内に脱落してしまうライダーもいるほどです。激しいレースを繰り広げる他のモータースポーツとは異なり、静かでありながら情熱的なレースが繰り広げられるのが、耐久レース最大の魅力と言えるのではないでしょうか。

まとめ

長い歴史を持つ鈴鹿8耐が最終戦となってしまうのはモータースポーツファンにとって信じ難い事実かもしれませんが、この機会に耐久レース観戦へ足を運んで国内のモータースポーツ文化を盛り上げていきましょう。耐久レースに興味を持たれた方は、ぜひ競技参加を検討してみてはいかがでしょうか。

本記事は、2017年11月30日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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