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複雑なコースを走り抜ける、バイクのトライアル競技の魅力と特徴

国内で行われるモータースポーツの1つに、アクロバティックなライディングが際立つトライアルと呼ばれるオートバイ競技があります。ここでは、他のオートバイ競技とはひと味違ったトライアルの概要や歴史、ルールを解説します。

トライアルとは

岩場や障害物がある複雑な地形をした専用コースを走行するトライアル競技は、他のオートバイ競技とは異なり、走行タイムや周回数を競わないモータースポーツです。

トライアルでは、数々の障害物セクションを通過する際のミスの内容によって減点が科されていくスコア形式が採用されているため、競技では高い集中力や精神力が必要とされます。

たとえば、競技中に地面へ足が着けばその回数に応じて最大3点の減点、エンストや制限時間オーバーがあればさらに減点が科されるルールとなっています。そして、全ての障害物セクションを越え、コースを完走した時点で最も減点が少ないライダーが優勝者となります。

トライアルとは

トライアル競技の歴史や現代の大会に至るまで

トライアル競技の起源は明確に定義されていませんが、イギリスやスペイン等のヨーロッパ圏で根強い人気があることから、かつてはイギリス貴族の娯楽として編み出されたのではないかという一説があります。

日本国内においては、1973年に国内初のトライアル競技である「全日本トライアル選手権」が開催され、現代に至るまで多くのライダー・ファンに親しまれています。現在、全日本トライアル選手権では大きく分けて国際A級・国際B級の異なるクラスが設けられていますが、優れた成績を持つトライアルライダーは国内のみにとどまらず、世界大会でもトップクラスのライディングテクニックを披露しています。

競技車両「トライアラー」の特徴

他のオートバイ競技に専用車両が採用されているように、トライアル競技では「トライアラー」と呼ばれる専用競技車両が用いられます。トライアラーは、一言で言えばトライアル競技でのバイク性能だけを重視した車両とも言え、一般公道を走るオートバイとは大きく異なる形状をしているのが特徴です。

通常のオートバイと異なる主な点としては、シートや保安部品(警音器や灯火類)がほとんど搭載されていない点が挙げられます。それらは、スタンディングポジションでアクロバティックな走行をするトライアル競技には必要性がなく、不要なパーツを取り外す(もしくは最小化する)ことで機動性が確保出来る点等から考えられた設計です。

まとめ

激しいレースを繰り広げる他のモータースポーツとは異なり、ライダーの技術を全面的に押し出せるトライアル競技は、ライディングスキルを高めたい方にもおすすめのモータースポーツです。トライアル競技に興味を持たれた方は、この機会に参加を検討してみてはいかがでしょうか。

本記事は、2017年2月13日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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