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レシプロエンジンの性質を決める、ボアストローク比とは

バイクのエンジンについて理解を深めていくと、ボアストローク比という言葉を耳にする機会があります。ボアストローク比を理解してエンジン性能を比較出来れば、より自身の理想に合ったバイク選びが出来るかもしれません。

ここではボアストローク比の概要や、ボアストローク比がエンジン性格へどのような影響を与えるのか、詳しく解説します。

ボアストローク比とは

エンジン性能の比較に欠かせないボアストローク比は、ボアとストロークの比率を表し、「ストロークをボアで割った数値」もしくは「○:○」のように表記します。この比率上で用いられるボアとは、エンジンの心臓部とも言えるシリンダーボアの直径を表し、ストロークはシリンダー内を上下運動するピストンストロークの行程を表しています。

この「直径:行程」の比率は、エンジンが生み出せるパワーやその特徴を把握するのに欠かせないため、バイクの比較あるいはエンジン性能比較を行う際は重要視するべき要素と言えます。

代表的なボアストローク比

バイクに搭載されるレシプロエンジンのシリンダーボア・ピストンストロークは、バイク性能に合わせたボアストローク比で設計される場合がほとんどです。たとえば、スクエアストロークやショートストローク、ロングストロークと呼ばれるボアストローク比があります。

スクエアストロークとは、ボアストローク比が1:1に設計されたレシプロエンジンを指します。

シリンダーボア・ピストンストロークの縦横比が等しく、正方形に見えることからその名が名付けられました。

一方、ショートストロークはシリンダーボアがピストンストロークよりも大きく、より高速でストロークするエンジンを指します。反対に、ロングストロークはシリンダーボアよりもピストンストロークが大きく、一度の上下運動が長いエンジンを指します。

代表的なボアストローク比

ボアストローク比別!エンジン性能の特徴

エンジン1回転あたりのピストンストローク距離が短いショートストロークは、高回転時に十分なパワーを発揮出来るエンジン性格を持ち、主にレーサータイプのような機敏性に優れたバイクに搭載される傾向があります。

反対に、エンジン1回転あたりのピストンストローク距離が長いロングストロークは、低回転時に十分なパワーを発揮出来るエンジン性格を持ちます。ロングストロークは、低〜中速域での走行に優れているため、ツアラータイプ等のバイクに多く搭載されています。

バイクエンジンの詳しい仕組みについては下記記事でも詳しく解説しています。

まとめ

ボアストローク比はエンジン性能を左右する重要な要素です。ボアストローク比を理解してバイク選びが出来れば、理想のライディングスタイルに適したバイクを見つけられるはずです。バイク選びの際は、ボアストローク比の違いによるエンジン性格をよく比較してみましょう。

本記事は、2017年2月13日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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