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バイクのバッテリー液の注液・補充方法について

バイクもバッテリーの力によってエンジン始動時の動力を得ています。バイクのバッテリーのほとんどは「MFバッテリー」と呼ばれるものです。このMFの意味や初期セッティングの方法、バッテリーに関する注意事項等、バイクメンテナンス初心者のための情報をまとめました。

バイクで主に採用される密閉型バッテリーのメリット

バイクのバッテリーの主流は、補充液によるバッテリーメンテナンスが不要で、液漏れ等の心配が無い密閉型バッテリー(シールドバッテリー)に変わりました。密閉型バッテリーのメリットは、メンテナンスが不要ということに尽きます。そのため、「MF(Maintenance Free)バッテリー」と呼ばれています。従来型の開放型バッテリーと異なり、水分の蒸発を防ぐ構造になっていますので、補充液の液入れの手間がありません。

そのため自己放電のリスクも無く、一般的な使用であれば、バッテリーの寿命も長く保つことが出来ます。

バッテリーは初期セッティングが必要

メンテナンスフリー・長寿命タイプと言われるバッテリーですが、初期セッティングがその後の性能を大きく左右します。購入時にはバッテリーボックスとバッテリー液が別になっています。バッテリー液を補充し、バッテリーを使用出来る状態にセットしなければいけません。液入れ作業の際は思わぬ事故を防ぐために、作業用のゴム手袋を着用して行います。

手順としては、以下の作業を行いましょう。

1.バッテリーボックスのアルミ蓋を剥がす。
2.バッテリー液のボトルをバッテリーボックスに差し込み、液を補充する(ボトル側のアルミシールは剥がさない)。
3.ボトルからバッテリー液が落ち切ったら、ボトルをバッテリーボックスから外し、キャップをせずに1時間程度落ち着かせる(充電はNGで、放置時間は1時間以内に留める)。
4.密閉キャップを両手で均一に力を加えて押し込み、セッティング完了。最後の仕上げにハンマー等でしっかり蓋を押し込む。

バッテリーは初期セッティングが必要

バッテリーの注意事項

バッテリー液を補充したら、密閉型バッテリー対応の充電機を使って初期充電を行います。また、バッテリーのプラスとマイナスの接点にグリスを薄く塗布することをおすすめします。メンテナンスフリーで長寿命とは言え、バッテリーには必ず寿命が来ます。

バッテリーの寿命は気候や走行環境によって大きく変わりますので、「○年で交換」と一概には言えません。そのため、端子の腐食やバッテリーケースの破損は定期的に確認します。エンジンのかかりが悪い、ライトが暗く感じるという場合は、新しいバッテリーと交換しましょう。

まとめ

バッテリーの初期セッティングの方法や液入れ作業の方法をお伝えしました。密閉型バッテリーはメンテナンス次第で長持ちさせることが出来るので、定期的にチェックをしましょう。バッテリー本体の交換時期の見極めが難しい場合は、整備士等と一緒に確認することをおすすめします。

本記事は、2016年11月16日の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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