免許センターの一発試験でバイク免許を取得する方法
普通二輪免許を取得したい場合、公安委員会指定の指定自動車教習所に行くことが多いですが、一発試験で取得する方法もあります。今回は一発試験（一発免許）の概要や受験方法、取得のコツを紹介します。
一発試験の受験資格
一発試験は飛び込み免許や一発免許、ダイレクト受験等と呼ばれたりします。普通二輪の運転免許取得方法の中でも、一発試験を受験出来る資格は16歳以上で視力は両眼0.7以上、片眼はそれぞれ0.3以上が必要です（片眼が0.3以下でも、もう一方の視野が左右150度以上で視力が0.7あれば問題ありません）。眼鏡やコンタクトレンズも利用可能です。
免許取り消し処分の欠格期間が満了でない人や、免停、または免停が保留されている人、過去に免停、拒否、運転禁止処分を受けて、1年以内に取消処分者講習を受講していない人は受けられません。
また、試験の一部が免除されるケースもあります。四輪の普通免許、または普通二輪小型限定免許以上の二輪免許を既に取得している方は、学科試験が免除されます。その場合は適性検査と技能試験のみを受けることになります。
一発試験の免許取得費用について
全国どの試験場で試験を受けても同じ料金が適用されます。一発試験で普通二輪免許を取得する場合の受験料は2,950円で、試験車使用料は1,550円・免許証交付手数料2,050円（合計6,550円）が掛かります。
また、その他に必ず受ける必要がある講習（特定教習及び取得時講習）の費用が15,900円必要になります。
※記載費用は、警視庁ホームページ各都道府県公安委員会または運転免許センター（試験場）にご確認ください。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/menkyo/annai/nirin/tetsuzuki04.html
一発試験取得の難易度
一発試験の受験者向けの教習所（届出教習所）で練習すると、指定自動車教習所よりかなり安く済みます。また、自動車教習所で普通二輪免許を取得するには学科が26時限、技能教習は19時限（オートマは15時限）掛かります。一発試験はその時間を掛けなくても良いので、短期間で免許取得出来る可能性がありますが、技能試験の難易度は高いと言えます。自動車教習所で免許証を取得する場合は、乗り慣れた見慣れたコースで教官が隣に付き添った状態で試験を受けることが出来ます。
一方で、一発試験では試験場の慣れない車で見慣れないコースを走ることになります。助手席の検定員は警察官になります。つまり、技能試験はかなりハードルが高い場合が多いのです。
まとめ
費用を安く抑えられたり、教習時間を大幅に短縮出来るメリットがありますが、一発試験は難易度が高いと言えます。特に、運転にあまり自信がない場合は、教習所を利用して免許取得したほうがスムーズに取得出来る可能性が高いです。
本記事は、2016年7月14日時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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