ホンダ・レブルがスタイリッシュになって帰ってきた!このネーミングを聞いてピンと来る人は、1985年に登場し、99年まで売られていた250アメリカンを知っている人だろう。なんとアメリカでは、その後もロングセラーを続け、今回フルモデルチェンジとなって新型へと移行したのだ。
ちなみに北米では500と300の2本立てで、日本では500はそのままに、300が250になって新発売された。今回は500をご紹介しよう。
いち早く試乗したのは、ロサンゼルスの青い空のもと。アップライトなライディングポジションで、シート高が低いうえエンジンも扱いやすい。街を流しているだけで、もう満足でき、目を三角にしてガンガン攻めるのではなく、低中回転域を使ってトコトコ走るというのが、このバイクにはよく似合う。
前後サスペンションは初期荷重でしなやかに動き、トラクションを感じやすい。どこからでもアクセルを開けていけるのは、足周りやハンドリングに神経質なところがないからで、フレームのヘッド角28度に対し、フォーク取付角をプラス2度の30度とするスランテッドアングルを採用することで、軽快なハンドリングを実現している。
お手軽なストリートバイクといった印象だが、CBR500譲りのパラレルツインはトップエンドまで回しきると、DOHC4バルブならではの伸びも感じられ、充分過ぎるほどにパワフル。車体も高速道路を70マイル(時速112キロ)で流すのも余裕なほどの安定感があり、走りの次元はかなり高いという印象だ!
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