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ダートトラックレースの本場アメリカ。そこで走る多くのトップライダーたちが今回紹介するGREEDYのウエアを身につけている
そのウエアのデザインを担当している島田氏は70年代のアメリカ好きでそのうえ大の古着好き
そんな彼にバイクのこと
デザインのことを聞いてみた |
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ダートトラックという競技を知っているだろうか? 土でできたオーバルトラックを、フロントブレーキのないバイクで周回し、順位を競うというシンプルな競技だ。しかしそのトップカテゴリーともなると、コーナーへの進入速度は180km/hを超える。その速度でカウンターをあてながらリヤを滑らせて駆け抜けていくさまは、とても正気の沙汰とは思えないほどの迫力だ。
「現在はAMAダートトラックに参戦しているケビン・アサートン、ゲイリー・ロジャース、ブライアン・スミス、ジェイク・ジョンソンといった選手たち11人をサポートさせていただいてます。おかげさまで、アメリカでもGREEDYの名前が浸透してきているようで、うれしいことですね」。そう語る島田氏は、もともとは古着が好きで、この服飾業界に興味を持ったのだという。
「高校時代にバイクに乗っていたのですが、どのバイクジャケットも機能という点では優れていたのですが、実際にバイクから離れて街を歩くと浮いてしまうんですよ。それで、もっと普通に着られるジャケットを作りたいと思ったのがきっかけです」
大の古着好きという彼がデザインするジャケットをはじめグローブなどの小物類に至るまで、GREEDYのアイテムは、どれもがどこか懐かしい感じがする。だが、デザイン優先で安全面を置き去りにしてしまうようなことはなく、その両者をうまくバランスさせるようにデザインするのが難しいのだという。
「購入していただいたお客様からメールをいただいたことがあるんです。なんでも事故にあったそうなのですが、私どもの作ったジャケットの脊椎パッドのおかげで、大事に至らなくてすんだということでした。このときはうれしい半面、気が引き締まる思いがしましたね」
バイクには、つねに事故の際の負傷というリスクがつきまとう。一見ごく普通に見えるジャケットにもパッドを配し、最近ではパーカーにもパッドの付いたモデルが存在している。GREEDYでもその点への配慮はもちろん怠らない。アイテムへのパッド装着率はほぼ全モデルに及ぶという徹底ぶりだ。
また、レースサポートの関係でアメリカと日本の往復が多くなったことで、デザイン面での意識に変わってきた点があるのだという。
「もともと古着が好きだったので、以前デザインに使用していたカラーは地味なものが多かったんです。でもアメリカのサーキットって、使われている色に鮮やかなものが多いんです。その影響からか、今ラインアップされているウエアなどのカラーで使われているものは全体的に明かるいものになってきたんです」
現在は多忙で街をバイクで走る機会は少ないという島田氏。だがダートトラックライダーのサポートをしているだけあり、自身でも5〜6年前からダートラックを始めたそうだ。
「ツナギを作っていても、実際の動きを理解していなければいいものはできませんから」。この取材の2日後にもツインリンクもてぎのダートトラックコースに走りに行くそうだ。
最後に今後の目標を聞いてみた。
「まずはアメリカでブランドを立ち上げること。ライダーのサポートはしていますが、一般への販売はまだなんですよ。向こうの人たちにも、どこで売っているんだ?と聞かれるのですが……。でも、土台がしっかりしていないと、何事もうまくいきません。ひとつひとつ着実に積み上げていくことが大切だと思っているので、これについてはじっくりいきたいですね。また、通常のラインアップにあるロードレース用のツナギやジャケットも増やしていきたいです」
ストリート感あふれるデザインと安全性の両立されたブランド「GREEDY」。島田氏のデザインに、今後も注目していきたい。 |
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サポートしている選手が使用していたツナギの数々。すべてに選手のサインが入る。トップクラスの選手からのツナギへのアドバイスは貴重な財産だ。 |
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ゲイリー・ロジャースから送られてきたパネルと、実際にレースで使用していたヘルメット。塗装の剥げ具合がレースの過酷さを物語っている。 |
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現在、島田氏が愛用しているヘルメット、グローブ、ブーツ。ブーツにはダートトラックを走るときに必要なホットシューが付けられている。 |
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高校時代にCBRに乗っていたという島田氏。卒業後は東京モード学園へ進み、卒業後現在のS.K.Y.に入社。GREEDYのデザインを担当するようになる。現在所有するバイクはスズキのバンバン90。もっとも欲しいバイクはホンダのモトクロッサーCRFとのこと。 |
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