ファッションアイテムとして外すことのできないジーンズ
シンプルで奥深いからこそ、その魅力に引かれるひとは多い
そのひとりが21オンスという極厚生地を用いて
バイク乗りのための頑丈なジーンズを世に送りだした原木氏だ
そんな彼のバイクとジーンズに対する思いを聞いてみた |
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今から150年ほど前に作業着として登場したジーンズ。そのシンプルでムダのないフォルムに多くの人たちが魅了され、今ではストリートでは欠かせないファッションアイテムのひとつになっている。
このジーンズにこだわりを持つ人は多いと思うが、今回登場していただいたワークスの原木氏は、自身の乗るハーレーに合うような屈強なジーンズが欲しい、そんな思いから2年前にアイアン・ハートというジーンズを作った。
ジーンズのデニム生地の厚さを表すのに、オンスという単位が使われるのを知っているだろうか。これは生地1平方ヤード辺りの重さを表し、デニムの厚さを表現するものだ。通常のジーンズだと14オンスあたりの生地を使用するが、アイアンハートの生地には通常の3倍近い量の糸を織り込み、21オンスという極厚のものを使っているのだ。
「ほかに類を見ない厚さですよね。ハーレーに見合うパンツが欲しかったんです。それも、革ではなくジーンズで。これだけの厚い生地なので、ハーレーのような足を前に伸ばしてライディングするスタイルでも、パンツの裾が風圧でせり上がってくるようなこともないんです。でも、そのぶん夏は暑いですよ(笑)」
なぜここまでに厚い生地にこだわるのか。その理由は、原木氏のバイクに対する考えとリンクしている。
「今までかなり多くのバイクに乗ってきました。初めて乗ったのがヤマハのDTで、それからオフロードバイクばかりを。ムダなものを持たないそのスタイルにひかれたんです。その後にはトライアンフやベスパ、国産の4気筒のCB750のK4やZ1000R。ドゥカティのマイクヘイルウッドレプリカなど。いろいろ乗って複数バイクを所有してきたこともあるんですが、結局ハーレーばかりを楽しいので乗ってしまうんです。シンプルだからこそ10年、20年と長く乗ることができます。乗っていくウチに当然ヤレてはくるのですが、それもアジですし、ハンドルやマフラーなどを交換して自分好みのスタイルになるも楽しいですね」
アイアン・ハートのジーンズもバイクと同様に長年履いてもらって、バイクといっしょによれて、自分オリジナルのアジを楽しんでほしい、そんな思いがタフなジーンズを生んだのだ。バイク乗りのためのジーンズとして始めたアイアン・ハートだが、そのしっかりとした作りに自転車乗りのお客さんも多いという。
そんな原木氏がファッションに関心を持ち始めたのが13歳のころ。Leeのサテンパンツを手に入れたところからスタートする。また、映画も好きでそれらを通して入ってくるアメリカンカルチャーというものに憧れ、好きになっていったのた。
「以前ジーンズを購入していただいたお客様がバイクで事故にあわれたんです。それでもこの厚い生地が破れるだけで幸い大事には至らなかったと話を聞きまして。その方は破れた部分をリペアしてボロボロになるまで履きつぶすとおっしゃってました。自分の作ったものを、購入してくださった方が喜んでくれるのは本当にうれしいですね」
少数精鋭でアイアン・ハートを作っている原木氏率いるワークス。その少数にこだわる理由は、トレンドというものとは離れて、自分の理想としているものを作るためなのだ。「長くつきあえるものを提供して、スタンダードといえる存在以上のものにしていきたい」そう語る原木氏のジーンズへの真っ直ぐな姿勢が印象的だった。 |
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| アメリカンカルチャーが好きだというスタッフによって作られた店内。もとはバイクショップだったのを、自分たちで壁板を張るなどして改装したのだ。 |
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| レザーパッチには某メーカーのラベルをモチーフに、2台のハーレーがジーンズを引っ張っているなど、遊び心あふれるもの。デニムの生地同様、レザーパッチも4mmもの極厚使用だ! |
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| ジーンズはブルーとブラックのストレートとブーツカット(ともに1万9800円)。また、同じ生地でデニムジャケット(2万9400円)とライダースジャケット(2万4990円)も並ぶ。 |
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広島県出身。大学入学を機に上京するも、洋服の面白さにひかれ中退。服飾の専門学校を卒業したのち、服飾業界に25年間携わる。そして、かねてからの構想を抱いていたアイアン・ハートを開発、2年前に販売を開始し、現在に至る。 |
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