多くのシルバーアクセサリーが存在するなかで
原宿のショップ「JET garage」の
キャブレーターシリーズはひときわ異彩を放つ作品群だ
その特徴はバイクパーツをデザインに取り入れたことにある
精巧に作り上げられた秀逸なアイテムを生み出す
デザイナーにアイテムについて、バイクについて聞いてみた |
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| 「このコルベット、どちらかというと、オープンのほうが人気かもしれないのですが、ボクはクーペスタイルが好きなんです」今のクルマにはないセクシーなラインを持つ。 |
軟らかな白い光沢が特徴的で、金属のなかでもっとも可視光線の反射率が高いシルバー。シルバーは昔から装飾品として広く用いられてきたもののひとつで、バイク乗りが好む革と同様に、使う人によってその表情を変えるのも特徴的だ。
川崎さんもそんなシルバーの魅力に魅せられたひとり。しかし、バイク好きとあって、彼が作り出す作品は趣味が色濃く反映している。それは、ピストンやコンロッド、クラッチ板といったパーツを題材にアクセサリーを作製しているのだ。
「ボク自身バイクが好きだったのと、パーツのもつ機能美に魅せられて、もっと全面にバイクというものを押し出したキャブレーターというラインアップを考えたんです。その第一作が4バルブのピストンを模したリングだったんです」
現在はハーレーのローライダーと、ヤマハのXS650を所有する川崎さん。そんな彼にもいっときバイクから離れていた時期があったのだという。
「免許を取ったころにはRZ250に350のエンジンを載せて走っていたんですよ。その後もいろいろ乗っていたんですが、ふとしたことから乗るのをやめてしまって……。そのブランクが5年ぐらいですね。ただ、このような仕事をしていると、足としてのバイクが非常に楽なんですよね。それで、イントルーダー750を足として手に入れたら再びバイク熱に火がつきまして。それからですね、またバイクにはまっていったのは。クルマと違ってむき出しなぶん、風を感じるし、若さを感じますね」
その後はカタナやゼファー1100を乗りつぐも、かなりのカスタムを施したゼファーを盗難されて、その後にハーレーを買ったという。
「乗る前までは、そんなにハーレーには思い入れはなかったんです。でも、乗っているまわりの友達からは、乗ってみればわかるからと。それで、見事にツボにはまったんです。ただ本当は、ショベルが欲しかったんですよ。でも、コルベットのアイアンバンパーが旧車で、さらにハーレーまで旧車だったら、乗っていて気が気じゃないですからね」
機械好きの川崎さんは、クルマにもかなりのこだわりがあり、今乗っているコルベットのC3(アイアンバンパー)は6年目で、コルベット自体との付き合いは14年になるという。そんな川崎さんがハーレーと出会って変わったことがある。
「今までは速いバイクに乗ってたのですが、それらはムダを削ぎ落としていくことの美しさというのがあったんですよね。でも、ハーレーはまた違った価値観がありますね。速く走るのではなく、走ること自体を楽しむというんでしょうか。それは音だったり、鼓動だったり。その感覚というのがファッションにも通じることがあると思います。そのうえでも、ゼファーからハーレーに変わったことは、私にとって、また違った見方が広がったと思いますね。これは作品にも反映されているのではないでしょうか」
今後はスカルのデザインを取り入れたものも、キャブレーターのラインアップに増やしていくという。しかしそこはバイク好きの川崎さんだけに、どのような作品となるのか今から楽しみだ。 |
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ムダなものを置かない、シンプルな店内。商品はインターネットでも購入可能。場所:渋谷区神宮前3-31-20♯102
www.jet-web.co.jp/index.html |
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いちばん上が、最初の作品である4バルブリング(2万3100円)。下のリングはハーレーのクラッチを意識したリング(3万6750円)。2本のコンロッドが連なったものはブレスレットで、細部まで表現されている(7万1400円)。 |
静岡生まれ。1987年上京し世田谷にて工房を構える。2004年、裏原宿にアクセサリーショップ"JET garage"をオープン。Carburetorのほかに、swell、プラグ、Drgon Ash、13CROSSといったラインもそろえている。上写真のヤマハXS650は最近購入したもの。独特の鼓動感がありハーレーに通じるものがあるという。 |
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