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インタビュー バイクにゆかりのある人物へのインタビュー記事です。
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インタビュー 菅野 大輔
菅野 大輔
サーキット、そしてレース。
規模の大小ではないエキサイティングな世界だ
熱いバトルと熱い実況が絶妙のコラボレーションを見せたとき
その場にいた者しか味わえない興奮と感動が生まれる
バイク生まれのバイク育ち、
そんなレースアナウンサーを紹介しよう
菅野 大輔
何しろレース好き、そして特等席で見てますからね。つい興奮して声が大きくなっちゃうこともありますよ!
菅野 大輔 サーキットにおけるMC、それがレースアナウンサーという仕事だ。会場内にスピーカーを通し流れる声、そのすべてが彼の仕事といっていいだろう。
 レースの状況をいち早く察知して会場に伝えるという重要なポジションにあり、レースの実況はいうまでもなく進行についてもさまざまなアナウンスを行う。
 今回、筑波サーキットを舞台とする筑波選手権におじゃまして丸1日その仕事を拝見したが、ほとんど終日しゃべりっぱなしだった。菅野大輔さんは、2004年の筑波選手権のメインアナウンサーだ。
「もともとはスタッフとしてサーキットに出入りしていました。ポストで旗を振ったり、転んだバイクを起こしに走ったり。そんななかでアナウンサーの方と知り合いになり、アナウンスという仕事を紹介してもらったんです。初めからレースアナウンサーを志して、サーキットに仕事を求めたわけじゃないんですけどね」
 スタッフとしてはもちろん、観客として、ときにはエントラントとしてもサーキットに足を運んでいた菅野さん。その過程でレースアナウンサーへの道に出合ったわけだが、実際に「やろう!」と思い立ったのには理由がある。それは「自分ならこんなスタイルでしゃべるのに」という不満にも似た感情だった。
「ふだんクルマやバイクとあまり接点がない方がアナウンスをやってるときがありました。サーキットにもよるし、たまにですが。もちろんプロの方ですから、声が通るとか声質がいいとか、そういうのはいいんです。でも、どこが面白いポイントなのかというあたりでは、ちょっとズレてるなっていうのが気になったんですね。『それはないだろう!』とか言っているうちに、そのなかの少しだけでも自分ができれば面白いんじゃないか、と思い始めたんです」
 菅谷さんの仕事場は、筑波サーキットでいえばグランドスタンドの上、サーキットが見渡せる場所にある。
「特等席で観戦できるのは役得ですね。歓声をナマで聞くことができない(マイクが音を拾ってしまうので、放送席は遮音される)のは残念ですが、みなさん同様ヒートアップしてますよ。つい声が大きくなってしまって、ミキサーの人に注意されたり。だって、ゴールスプリントとか、とにかく興奮しちゃいませんか?」
「自分がしゃべったら絶対に盛り上げられる」。それがレースアナウンサーである菅野さんのプライドなのだ。
公私ともども、バイク三昧。これからも盛り上げます!
菅野 大輔 ライダー、そして草レーサーでもある菅野さん。中学高校時代にバイクに興味を持ち……と、ここまではごく普通。しかし、バイクの免許を取って5日目にジムカーナ講習会に参加、2週間後には競技に出ていたというあたりから“菅谷スタイル”が発揮され始める。
「自分でどうこうというより、人から入ってきた知識に左右される傾向があるみたいで。ジムカーナを始めたのも先輩の誘い。今、CRM250ARに乗っているんですが、このバイクに決めたのも、ショップの方(モトショップ五郎の吉澤さんだ)の『オトコはオフロードだろ!』の“ツルの一声”でした。タイヤもすぐにダンロップのK180を履いたのですが、そういえばこれも(スーパースライドのデモでおなじみの)ダンディ加川さんの『タイヤつったらK180だよっ!』で決まったようなもんです」
 自身、「わりと要領よく生きてきているというか。これからも“イイトコ取り”でいければいいな、なんて思ってます」と笑う菅野さん。
 しかし、菅野さんのいう“イイトコ”は、世間一般にいわれる“欲”的なものとは異なっている。サーキットに身を置き、バイクをこよなく愛する彼ならではの夢があるのだ。
「筑波は大きいサーキットですけど、もっと小さなミニコースにもよく行くんです。そこには小学生とかのポケバイライダーが一生懸命走っている。彼らが成長して、エリアに行って全日本に出て、もしかしたら世界まで羽ばたくかも。いってみれば未来のヒーローの成長過程にじかに触れているわけじゃないですか。いつの日か、『昔はあんなだったのに』なんて語れる日のことを考えると、ちょっといいなぁなんて思うわけです」
PROFILE
菅野 大輔菅野大輔(すがのだいすけ)
1978年3月26日生まれ。最近はダートトラックに傾倒。XR100を購入して着々準備を進めるものの、いまだ走行のチャンスには恵まれず……。“もっとバイクライフを楽しむために、レースやイベントを積極的に利用しよう”と提唱する「サーキットスタイル」の代表でもある。ホームページでは、サーキットや主催者の枠にとらわれない多彩なインフォメーションも公開中だ
http://www.circuitstyle.net
写真=松川 忍 インタビュー=編集部
撮影協力=筑波サーキット

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