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中古車ならいまでも乗れる主役級ヨンヒャク大集合!

中古車ならいまでも乗れる主役級ヨンヒャク大集合!

かつての国内メインクラスだから人気機種がたくさん

新車市場では、大型クラスと軽二輪クラスにやや押されがちなヨンヒャク・・・
でも1990年代までは日本でもっともメジャーなクラスだったので、中古車は現在も豊富
現行モデルにはないあの個性派も、ユーズドバイクとして市場に生息し続けているぞ!

YAMAHA DRAGSTAR400

まだ新車あり

YAMAHA DRAGSTAR400

新車価格●78万1920円 中古相場価格●10〜72万円

アンダーヨンヒャクでは選択肢が少ない
空冷Vツインエンジンクルーザー

XV400ビラーゴの後継として1996年に新登場。リアリジッドマウント風のデザインが与えられたロー&ロングなフォルムや、真正空冷タイプのエンジンなどがウケて大人気となった。2010年モデルからは燃料供給がFI化され、2017年まで継続販売。この現行型は30馬力の最高出力となっている。インチサイズのハンドルバー、バターナイフ型のサイドスタンド、タンクオンメーターなど、随所にハイクオリティで本格的なパーツが使われている。

KAWASAKI W400

KAWASAKI W400

中古相場価格●25〜65万円

新車販売期間は短かったが
意外と中古車が多い人気のネオレトロ

W650の空冷並列2気筒エンジンを、ストローク短縮により399ccにダウンサイジングしたネオレトロモデル。2006年から販売されたが、2008年の排ガス規制強化により生産終了となった。コストダウンを目的としてW650に標準装備されていたセンタースタンドやキックスターターが省かれているが、1960年代名車から受け継ぐ古風な世界観は健在。ただしエンジンは、ショートストローク化でW650とは異なるフィーリングだ。

SUZUKI DR-Z400S

SUZUKI DR-Z400S

中古相場価格●38〜49万円

現行にはないヨンヒャクの
オフ&モタードも中古車なら狙っていける!

10年ほど前までは、現在の国内仕様ラインナップには無い、ヨンヒャククラスのオフロードスポーツやスーパーモタードも存在していた。その中の1台がこのDR-Z400S。2000年に発売が開始され、2008年に日本仕様の生産が終了された。しなやかなスチール製フレームに、最高出力40馬力の398cc水冷単気筒エンジンを搭載。巡航時やオンロードの移動時に退屈しない馬力と、林道で持て余しすぎない車格、そして全体的な扱いやすさがオフファンに評価された。

SUZUKI GSX400S KATANA

SUZUKI GSX400S KATANA

中古相場価格●19〜65万円

ハンス・ムートの超個性的なデザインを
4気筒ヨンヒャクでお手軽に入手!?

ハンス・ムートがデザイン(実際には彼が代表を務めるターゲットデザインが担当)したカタナのデザインコンセプトを、忠実に再現したのが1992年に発売されたGSX400Sカタナ。同シリーズは、1980年秋発表の1100を筆頭に1000、750、250などが展開され、このヨンヒャクカタナは399cc水冷並列4気筒エンジンを専用の車体と組み合わせていた。2000年にラインナップ落ちしてからかなり日が経つが、現在でも中古車は意外と多く、プレミア相場にもなっていない。抜群の個性を手に入れたい!

HONDA STEED400

HONDA STEED400

中古相場価格●12〜42万円

かつて一世を風靡した
ヨンヒャククルーザー人気の火付け役

ホンダ初の本格的なアメリカンクルーザーとして、600と同時に開発され、1988年にデビューした。当初はレーサーレプリカブーム最盛期で市場からはそれほど注目されなかったが、1990年代に入ってから急激に人気を集め、結果的には約10年間でシリーズ累計約8万台という大ヒットモデルとなった。398cc水冷Vツインエンジンを搭載。1990年代後半には、スプリンガーフロントフォークのVLSなど、派生モデルも登場。クルーザーブームをけん引した。

HONDA RVF

HONDA RVF

中古相場価格●36〜200万円

あの頃みんなが憧れたヨンヒャクレプリカは
中古車市場でもかなり貴重な存在に

1980年代中盤から1990年代前半にかけて、日本の二輪界はレーサーレプリカブームに沸き、ヨンヒャクにおいても各社のレプリカが大人気となった。しかし1990年代末で、各社ともヨンヒャクレプリカの生産を終了。15年以上が経過した現在、中古車として入手するのも困難な状況となりつつある。399cc水冷V4エンジンを搭載したRVFは、初登場が1994年で他機種と比べれば新しく、このことからまだ中古車の数があるほう。ヨンヒャクが熱かった時代を感じてみる?

YAMAHA SR400

まだ新車あり

YAMAHA SR400

新車価格●55万800円 中古相場価格●10〜55万円

今夏で一度は生産終了となる
超ロングセラーなヨンヒャクシングル

2017年夏に適用される新しい環境規制の影響で、とりあえず生産終了となるSR400は、初代が1978年に発売された超ロングセラー。これまで約40年間でさまざまな変更を受けてきたが、始動方式がキックのみとなる399cc空冷単気筒エンジンの基本部と、一部をオイルタンクとして使う鋼管フレームのベース部は、変わらず踏襲し続けてきた。

KAWASAKI ZZR400

KAWASAKI ZZR400

中古相場価格●15〜59万円

4気筒エンジン搭載で走りも楽しい
本格的なミドルツアラー

現在のヨンヒャク新車ラインナップには、4気筒エンジン搭載車がほとんど無いが、かつてはレーサーレプリカからネイキッド、そしてフルカウルツアラーまで、多彩なカテゴリーの4気筒ヨンヒャクがあった。ZZR400は、アルミ製フレームに399cc水冷並列4気筒エンジンを搭載したスポーツツアラーで、初代は1990年に登場し、2007年まで販売された。輸出用のZZR600をベースとした設計で、大柄で馬力に対して余裕のある車体を誇っていた。

幅広い層に応えるニッポンのジャストサイズ

大型ステップアップの中間クラスとしても活用を
大型ステップアップの中間クラスとしても活用を

普通二輪免許でバイクに乗るライダーにとっては最大排気量帯となるヨンヒャクは、バイク全体で考えればミドルクラスということになる。高速道路の法定最高速度が低めで、狭い道も多い日本の環境では、ジャストサイズとなるのがミドルクラス。“ちょうどよさ”があるヨンヒャクで日本を楽しむというのは、初中級ライダーにとっては堅実な選択だ。

さて現在の新車市場を考えると、普通二輪免許所有者のメイン排気量帯は250cc以下の軽二輪クラスで、大型二輪免許はリッタークラス。その間に、かなりの開きがある。

1990年代あたりまで、この隙間を埋めてきたのはヨンヒャクだった。ニーゴーからヨンヒャクを経ることで、ある程度の車格があるバイクに慣れてから大型へという流れが、日本のライダーを育ててきた。ムリのないステップアップのためにも、ヨンヒャクというクラスはもっと見直されるべきではないだろうか?

※中古車相場価格はGooBike.com調べ(2017年7月)

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