スーパースポーツはなぜ、いつの時代も美しく輝いているのだろう
多くのライダーが憧れ、ショー会場ではいつも主役で、街で会えばつい目を向けてしまう
だからスーパースポーツのオーナーとなることは、カッコよさを手に入れるということ
そのポテンシャルを使い切れるか、あるいは乗りこなせるのかなんて関係ない
バイクをどうやって使うかは、バイクではなくライダーが決めること
スーパースポーツでツーリングや街乗りすることだって、だれにも制限されやしない
僕らはただ、カッコいいと思えるバイクを所有して、純粋に楽しめばいいのだText/Tohru Tamiya Photo/GooBike編集部
相次ぐニューモデル登場でカテゴリー全体が活性化!
2017年、大きな注目を集めているモーターサイクルカテゴリーのひとつがスーパースポーツ。国内4メーカーのリッタークラスだけでも、ホンダとスズキがフルモデルチェンジした新型を投入。ホンダはフルパワーの国内仕様を発表し、スズキの国内仕様登場も間近とウワサされている。前年に完全刷新を果たしていたカワサキは、より戦闘力が高いバリエーションモデルを追加。2015年型でひと足早く電子制御を満載した現代的パッケージに進化させたヤマハと合わせ、新時代のスーパースポーツが出揃ったことになる。
さらにヤマハは、600ccクラスも9年ぶりにモデルチェンジ。こちらは、日本での人気はそれほど高まらないかもしれないが、このカテゴリーにおける話題のひとつに挙げるには十分な内容だ。
このように、ニューモデルの投入が久しぶりに相次いだことで、このカテゴリーは一気に活気づいてきた。当然ながらそれは、中古車にも徐々に波及されることだろう。
スーパースポーツには、不思議な魅力がある。もちろんそれを下支えしているのは「スピード」だが、たとえサーキットを走らなくても、スポーティに操らなくても、そのカッコよさで所有欲を満たしてくれる。小中排気量帯のスーパースポーツは、速さを感じさせるルックスの裏側に乗りやすさも隠して、ライダーを多方面から満足させることも忘れない。
そしてなぜか、スーパースポーツはカッコよさに溢れている。