BMW MOTORRADが
「最高のツーリングバイク」と呼ばれるワケは?
スーパースポーツやメガツアラーのように、突出したスペック数値はないものの、最高のツーリングバイクとして常に支持されるのがBMW MOTORRAD。なぜ同社のモデルはそう呼ばれるのか?R1200RTで検証してみた。
エンジン
伝統の水平対向2気筒エンジンは車体の重心を低く、安定させる役割を持つ。トルクフルな特性と相まって、ロングライドでも疲れにくい。
タンク
燃料タンク容量はあらゆるバイクのなかでもトップレベルとなる25L。航続距離が非常に長く、給油のストレスとは無縁だ。
スクリーン
無段階調整式電動スクリーンを装備。街中では低く、高速道路では高くするなど、シーンに合わせて視界や防風効果を調整できる。
走行機能
トラクションコントロールや走行モード、電子制御サスペンション、さらにクルーズコントロールなど、安全性と快適性を高めるたくさんの機能を装備している。
ヘッドライト
まるで猛禽類の顔を思わせるヘッドライトは、周りから認識されやすく、被視認性を高める効果がある。明るいだけではなく安全性を高めるデザインなのだ。
結論
長い歴史によって積み上げられたツーリングに適した独自の装備と哲学
ユーティリティー
パニアケースは標準装備で、さらにフロントカウル内に小物入れや電源ソケットなどを装備。スマホや各デバイスの充電ができ、高い利便性を確保している。
ライディングポジション
絶妙に計算されているのが、シートとステップの位置。膝の曲がりが自然で疲れにくい。またタンク形状も秀逸で、ニーグリップしやすくなっている。
長距離を快適で安全にツーリングを楽しむ機能
R1200RT最大の特長といえば、長時間・長距離を走っても疲れにくいということ。BMW伝統の水平対向エンジンは車体の重心を低く保ち、抜群の安定感を誇る。それでいてスポーツバイクらしいコーナリング性能も発揮。操る楽しさは決してスポイルされていない。また、シートとステップ位置も特筆すべきポイントで、これもまた疲れにくい設計がされている。つまりR1200RTをはじめとするBMWのモデルにはスペック数値には表せない機能「ライダーの快適性」に特化した性能が多数与えられているのだ。
荷物はどれだけ積める?
実際にソロ・1泊ツーリング時の一般的な荷物を搭載してみた。用意したのはレインウェア、下着、防寒用インナーダウンジャケット、洗顔セット、筆記具一式、カメラと三脚、地図など。キャリアには着替えなどを入れたリュックを載せ、パニアケースにはレインウェアなどを収納。片方は埋まったが、もう片方がほぼ空! 十分な積載能力が確認できた。
結論ソロで1泊ならスペースは有り余る!タンデムでのキャンプツーリングも可能
※中古車相場価格はGooBike.com調べ(2017年3月)。