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新型登場期待の一方で消えゆく機種も!!

さまざまな思惑交錯!?
新型登場期待の一方で消えゆく機種も!!

日本への新機種投入が期待される一方で、規制に対応せず廃止となる現行機種もある。
ここでは生産終了が発表された機種や、存続が危ぶまれているモデルをいくつか紹介する。

SUZUKI バンディット1250S ABS
新車価格●111万2400円 中古相場価格●35〜85万円
バンディットシリーズを構成してきたネイキッドの1250ABS、フルカウルを備えた1250F ABS、そしてハーフカウル付きとなる写真の1250S ABSともに、生産終了が発表された。リーズナブルな価格設定とオールラウンドな性格で、欧州でも一時期は人気だったが、油冷エンジン時代から受け継ぐ車体、2007年から継続されてきた100馬力/6.9kgmの1,254cc水冷並列4気筒エンジンともに、今となっては基本設計が古すぎて、この立ち位置の後継機種が登場するとしても、現行型とは大幅に異なるはず。
スズキ バンディット1250S ABS
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SUZUKI
イントルーダークラシック400
新車価格●85万3200円〜 中古相場価格●18〜70万円
新規制によって、カテゴリーごと消滅するのではないかと心配されているのが400ccクラスのクルーザーだ。このクラスは、日本独自の免許制度による排気量帯。近年は海外市場で250ccクラスから発展した排気量300cc前後の機種が増えたとはいえ、二輪新車開発のグローバル化が進む現在、新車ラインナップ数の減少傾向に歯止めがかからない。スズキはイントルーダークラシック400シリーズとブルバード400、ホンダはシャドウクラシック<400>の生産終了を発表している。
スズキ イントルーダークラシック400
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YAMAHA XJR1300
新車価格●111万2400円 中古相場価格●33〜94万円
今後の動向が気になる機種のひとつが、リアツインショックのネイキッドスタイルを貫くXJR1300。一般的に空冷のほうが環境規制対応は厳しいとされ、1,250cc空冷並列4気筒エンジンを搭載するXJR1300は、欧州仕様(日本への入荷名称はXJR1300C)が2016年型で終了されるとささやかれている。これが本当なら、欧州のユーロ4に準ずる規制値となる日本のXJR1300も、同じく生産終了となるはずだ。しかし、ホンダは同じく空冷のCB1100系を対応させているので、望みがないわけではない。
ヤマハ XJR1300
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HONDA VFR1200F
新車価格●162万円〜 中古相場価格●38〜140万円
ホンダは2016年春夏に、大量の国内仕様車を生産終了または受注終了と発表した。この中には、1,236cc水冷V4エンジンを搭載してDCT仕様も選べるスポーツツアラーのVFR1200Fや、これをベースとしたアドベンチャーのVFR1200Xも含まれている。ただし、それらの機種がすべてそのまま廃版となるわけではないようだ。それを裏づけるように、同じく受注終了が発表されているCBR1000RR/SPは、ドイツで2016年10月に開催されたINTERMOTで新型が発表されている。さてVFR1200系は・・・・・・。
ホンダ VFR1200F
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HONDA CBR1000RR/SP
新車価格●146万8800円〜 中古相場価格●55〜170万円
ホンダスーパースポーツの旗艦であるCBR1000RRシリーズは、国内仕様の設定が続けられてきたが、すでに受注終了(=生産終了)がアナウンスされている。しかしこれは、廃止ということではなさそうだ。ホンダは2016年秋のINTERMOT(=ケルンショー)で、CBR1000RR SP/SP2を発表。これらのモデルは欧州のユーロ4に対応しており、簡単に日本仕様化することができる。ホンダが従来どおり、国内にもリッタースーパースポーツを導入する姿勢を貫くかどうかだけが気がかりなところ。
ホンダ CBR1000RR/SP
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KAWASAKI KLX250 Final Edition
新車価格●56万4840円 中古相場価格●18〜46万円
元祖「闘う4スト」をキャッチフレーズとした1993年のKLX250SRから続いてきた、カワサキを代表するオフロードモデルのKLX250も、ファイナルエディションが発表されている。前回の環境規制強化時にはFI化などの大幅な仕様変更で対処したが、その基本設計は古い。今後、このクラスのオフロードモデルをラインアップするにしても、そろそろモデルチェンジの時期である。ただし、次期モデルについてはそのカタチどころかウワサさえ聞こえておらず、このまま250オフ消滅の可能性も・・・・・・。
カワサキ KLX250ファイナルエディション
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KAWASAKI W800 Final Edition
新車価格●92万5560円 中古相場価格●87〜93万円
773cc空冷並列2気筒エンジンを搭載したクラシックモデルのW800には、2016年7月に生産終了を告げるファイナルエディションが追加された。現状、後継機種のアナウンスはない。しかし、先代のW650も同じく排ガス規制強化によって2008年夏に生産終了となった歴史があるのだが、このときは2年以上が経過した2011年2月に新生W800として復活を遂げている。世界的なヘリテイジあるいはクラシック系の流行を考えると、また数年後に1,000cc前後の排気量で復活する可能性も低くはない。
カワサキ W800ファイナルエディション
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KAWASAKI Ninja ZX-6R
新車価格●130万1400円 中古相場価格●40〜125万円
ホンダが国内仕様CBR600RRの生産を終了したのに加えて、カワサキ海外モデルインポーターのブライトがNinja ZX-6Rの取り扱いを2016年型で終了と発表した。しかし、このクラスは世界中で多くのレースが開催されていて、メーカーが後継を登場させないという選択肢は考えられない。実際にヤマハは、刷新された2017年型YZF-R6を発表している。ただし、それはレース対応のみを考えて、当面の間はユーロ4が関係ない北米向け(なおかつ636ccではなく599cc仕様)のみになるのかも・・・・・・。
カワサキ ニンジャZX-6R
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