そもそも、ブームの火付け役となったのはシリーズの1機種だったのに、
そこからいつの間にか飛び火して関連機種全体に・・・。バイクのプレミア化では、
こういうこともよくある現象のひとつ。高騰機種のファミリーを考えてみるべし!
あまりに高値で人気の頂点をピンポイントで狙える状況ではないことによるセカンドチョイスだったり、プレミア車のパーツストックという意味合いだったり、あるいはある1機種が注目を集めたことでシリーズの他機種も見直されたり・・・。いろんな理由はあるだろうが、プレミア車の兄弟モデルや後継機種、あるいは派生モデルというのは、中古車価格が上昇しやすい傾向にある。見逃すな!
人気集中モデルの高騰が続くと同系列・兄弟車も釣られて高騰する!?
下に挙げたのは、新車販売から年数が経過した機種でとくによく起こる、プレミア波及の例。
そもそものプレミア車がレア化して超高騰すると、同系機種まで需要が増えることが多い。
Case01/カワサキZシリーズ
派生モデルまで高騰する
Case02/ホンダCB-Kシリーズ
後期型も釣られて高騰する
かつて、バイクの系譜はエンジンでつながる傾向だったが、近年はフレーム共通車も多くある。
どの機種がシリーズでどれが兄弟車かなどを、ちょっと調べてみるとおもしろいぞ!
- 中古平均価格◎56.2万円
00年代に活躍したバンディット1200系は、95年登場のGSF1200シリーズがルーツ。そしてGSFのエンジンは、すでにプレミア化が始まっている油冷時代のGSX-R1100用に由来!
- 中古平均価格◎68.5万円
- 中古平均価格◎52.0万円
いますぐにプレミア化することはまずないだろうが、248cc水冷並列2気筒エンジンをスチール製フレームに搭載する現行のニンジャ250とZ250は、心臓部と基本骨格が共通化された兄弟車の一例だ。
- 中古平均価格◎45.6万円