GooBike特集 バイクに関する特集ページ。バイク選びのノウハウなど、バイクライフを充実させるための情報が満載です。
TOP > 記事 > GooBike特集 >イマドキ・フルカウルスポーツの実力とは?
イマドキ・フルカウルスポーツの実力とは?

いま市場で人気の現行モデルとはどんな乗り味なのか。二輪ジャーナリストの佐川健太郎氏に特徴を解説してもらおう。

APRILIA RS4 125
APRILIA RS4 125

SPECIFICATION

エンジン形式
単気筒DOHC4バルブ
総排気量
124cc
ボア×ストローク
58.0×47.0mm
最高出力
11.0kW(15hp)/10,500rpm
最大トルク
N/A
冷却方式
水冷
ミッション
6速
全長×全幅×全高
1,968×760×1,135mm
ホイールベース
1,353mm
シート高
820mm
車両重量
145kg
タンク容量
14.5L
タイヤサイズ
F:100/80-17
 
R:130/70-17
価格
54万円
アプリリア RS4 125の中古車を探すアプリリア RS4 125の中古車を探す
APRILIA RS4 125

スーパーバイク世界選手権で常勝のアプリリアRSV4のレプリカと言えるほど、隅々までレーシングスピリットを注ぎ込んだ本格派スポーツモデル。排気量こそ125ccとミニモトに毛が生えた程度だが、アルミツインスパーフレームや倒立フォーク、ラジアルマウントブレーキキャリパーなどの車体構成が本気度を表している。乗ってみると、排気量のイメージより遥かに大柄。それもそのはずで、外装一式が1000ccスーパースポーツのRSV4と同一パーツだとか。ただ走り出すと、やはり単気筒125ccであり、15psのパワー感はそれ以上でもそれ以下でもない。高回転まで引っ張りきって楽しいエンジンで、しかも怖くないので、雰囲気重視のビギナーにもおすすめだ。

HONDA CBR250R
HONDA CBR250R

SPECIFICATION

エンジン形式
水冷単気筒DOHC4バルブ
総排気量
249cc
ボア×ストローク
76.0×55.0mm
最高出力
21kW(29ps)/9,000rpm
最大トルク
23Nm(2.3kgf)/7,500rpm
冷却方式
水冷
ミッション
6速
全長×全幅×全高
2,035mm×720mm×1,120mm
ホイールベース
1,380mm
シート高
780mm
車両重量
161kg【164kg】
タンク容量
13L
タイヤサイズ
F:110/70-17M/C
 
R:140/70-17M/C
価格
49万8960〜56万5920円

※【 】内はABS車

ホンダ CBR250Rの中古車を探すホンダ CBR250Rの中古車を探す
ホンダ CBR250Rのカタログホンダ CBR250Rのカタログ
HONDA CBR250R

スリムでコンパクトな車体とホンダらしい洗練されたスマートなデザインが目を惹く。14年型はフロントマスクもCBR1000RR譲りの2灯タイプとなり、よりレーシーな雰囲気になった。跨ってみるとハンドルは意外と高め。シートはスリムで足着きは良好、しなやかでストローク感のあるサスペンションと相まって乗り心地もいい。水冷DOHCのシングルエンジンは弾けるトルクと鼓動感が持ち味で、14年型は中速域によりパンチが出た。単気筒ならではの軽量スリムな車体を生かしたコーナリングは軽快そのもの。極低速もけっこう粘るしハンドルも切れるので、街乗りなども実用的。トータル的に完成度が高く、シングルスポーツの楽しさを満喫できる。

KAWASAKI NINJA250
KAWASAKI NINJA250

SPECIFICATION

エンジン形式
並列2気筒DOHC4バルブ
総排気量
248cc
ボア×ストローク
62.0×41.2mm
最高出力
23kW(31ps)/11,000rpm
最大トルク
21Nm(2.1kgf)/8,500rpm
冷却方式
水冷
ミッション
6速
全長×全幅×全高
2,020×715×1,110mm
ホイールベース
1,410mm
シート高
785mm
車両重量
172kg【174kg】
タンク容量
17L
タイヤサイズ
F:110/70-17M/C
 
R:140/70-17M/C
価格
55万3500円〜62万460円

※【 】内はABS車

カワサキ ニンジャ250の中古車を探すカワサキ ニンジャ250の中古車を探す
カワサキ ニンジャ250のカタログカワサキ ニンジャ250のカタログ
KAWASAKI NINJA250

国産250ccクラスの中では大柄でワンクラス上のような存在感がある。昨年度のWSB王者、ZX10Rをイメージしたフォルムも文句なくカッコいい。ライポジはスポーツするのに適したほど良い前傾度で、サスペンションもコシがあってしっかりめだ。見た目どおり、エンジンは高回転型で、1万rpm以上で本領を発揮。一方で、3,000〜4,000rpmあたりは、ややトルクに線の細さを感じる。とはいえ、ハンドル切れ角も十分あり、Uターンなどはやりやすい。ハンドリングは意外にも安定志向でハイスピード向き。剛性感のある車体としっかりとした足周りにより、高速コーナーでの安定感は抜群である。いかにもサーキットでタイムを出せそうなマシンだ。

HONDA CBR400R
HONDA CBR400R

SPECIFICATION

エンジン形式
並列2気筒DOHC4バルブ
総排気量
399cc
ボア×ストローク
67.0×56.6mm
最高出力
34kW(46ps)/9,500rpm
最大トルク
37Nm(3.8kgf)/7,500rpm
冷却方式
水冷
ミッション
6速
全長×全幅×全高
2,075mm×740mm×1,145mm
ホイールベース
1,410mm
シート高
785mm
車両重量
192【194】kg
タンク容量
15L
タイヤサイズ
F:120/70ZR17 M/C 58W
 
R:160/60ZR17 M/C 69W
価格
68万9040円〜77万2000円

※【 】内はABS車

ホンダ CBR400Rの中古車を探すホンダ CBR400Rの中古車を探す
ホンダ CBR400Rのカタログホンダ CBR400Rのカタログ
HONDA CBR400R

ホンダが出す久々の400ccフルカウルモデルということで、新型なのにレプリカ全盛時代を知る世代としては懐かしい気がする。ビギナーからベテラン、街乗りからスポーツライディングまで、と幅広い層を想定して開発されたマシンは、ひと口に言うと「穏やかで扱いやすい」キャラクターに仕上がっている。ライポジはスポーツツアラー的で、シートも低め。250クラスとはいかないまでも取り回しも楽だ。出力特性がリニアで、フラットにパワーが出てくるエンジン。鋼管フレームはしなやかで低速でもフィードバックが得やすく、ハンドリングも軽快でニュートラル、などホンダらしい優等生ぶりの中にスポーツマインドが際立つ。

BACK NUMBER

テイストフルな2気筒に乗りたい
バイク用のエンジンにはさまざまな形式が存在するが、・・・
手軽に遊べる小型バイクに注目
今、原付二種モデルの勢いがいい! そして、それにつられるように・・・
バイクに乗って冒険へ行こう
果たして世界にまだ冒険はあるのか

バイクはクルマと同じく移動の手段になる。しかし、多くのバイク乗りは・・・
ミドルスポーツを読み解く、
5つのポイント

1000ccスーパーバイクの遺伝子を感じるスポーティで・・・
クルーザーの正しい楽しみ方
クルーザー=アメリカンタイプのバイクと考えられていたのは、・・・
EICMA×東京モーターショー
2年に一度の東京モーターショーに、世界最大の・・・
スクランブラーを愉しむ
2010年代に入って、ファッション<流行>はライフスタイル・・・
スーパースポーツを
100倍楽しく乗りこなす

レーシーなスタイリングに低いハンドルとバックステップ・・・
ヤマハSR400が
今なお支持される5つの理由

世の中には同一の車種名を持つロングセラーモデルは多いが・・・
いま、ネオ・クラシックが熱い
いかにもオートバイ然としたクラシックタイプのバイク。・・・
記事一覧