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ビンテージスタイルの作り方

ツボを抑えればすぐに変身できる!

ベース車を手に入れて実際にカスタムを進める際には外せないいくつかのポイントがある。 ここではこの手のスタイルで全国的に有名な神奈川県のM&M’sが手がけた250TRの
カスタム車を参考に、ディティールアップの具体的手法をお見せしよう。
テールランプ
テールランプ
ヘッドライトを小径タイプに変更したなら、テールランプも小ぶりにしてバランスを取ろう。フェンダーをアルミ製に変更すると雰囲気さらに良くなる。また、70年代中盤の野暮なスタイルを目指すのなら、大きな純正ライト類をわざと残すのもひとつの手だ。ここは目指す年代に合わせてスタイルを変えたい部分だ。
タンク
ビンテージオフスタイルでは小ぶりなガソリンタンクはマスト。SR等の場合では旧型のスリムタンクをチョイスするのもアリ。また、純正タンクのままでも当時風のステッカーを貼るだけでそれっぽい雰囲気を醸し出すこともできる。一方、ダートラスタイルでは薄型のダートラタンクを装着すると本気度が増す。
シート
ビンテージ感にこだわるなら、シートにも気を配ろう。写真のような当時風の厚みのあるシートをチョイスすると、一気に雰囲気が出る。足つきは多少犠牲になるが、実際のオフでも乗り心地がよくなるので、オフ走行を想定するならぜひとも装着したい。◎3万450円(M&M’s)
ハンドル
70年代のオフ車を目指すのなら外せないのがブリッジ付きハンドルだ。当時のハンドルはかなり幅が広く、ブリッジ部分も一体型である。250TRやXL230なら純正のままでもイケる。写真はギャングパーツ製のSLタイプ。◎7800円(M&M’s)
マフラー
マフラーは、アップタイプでもダウンタイプでもどちらでもアリ。ただし、カタチはメガホンタイプやストレートパイプなど、70年代当時にも存在した形状をチョイスしたい。とにかくこうしたビンテージカスタムでは時代考証がとても大事なのだ。
ライト
ビンテージオフならではの軽快感演出のためには、ライト類の小型化は効果大。それに合わせてフロントフェンダーをアルミ製に変更すると、旧車っぽさもグッとUPするぞ。
◎1万7640円(M&M’s)
タイヤ
本格的なオフ走行を目指していなくても、タイヤにはこだわろう。250TRはキャラメルブロックタイヤを純正で装備しているが、ほかにも上のような本格オフロードタイヤを選ぶのもアリ。ただし、ロードタイヤに比べると、オフ志向のタイヤは減りが早いので気をつけよう。
フロントフォーク
オフ車風スタイルで本気度を上げるなら、フロントフォークを5cmほど延長すると良い。その際はアップフェンダーにするとさらに雰囲気が出る。M&M’sでは250TR用にフォーク延長キットも販売している。◎1万7640円(M&M’s)
リアサスペンション
フロント同様に、リアサスペンションも純正より少しだけ長いモノをチョイスすると、車高も上がってよりオフ車っぽくなる。純正サスから5cmほど伸ばすのが丁度よい長さだ。

 ここでは250TRでのカスタム例を参考に各部のポイントを紹介したが、車種が変わっても抑えるべきポイントは基本的には同じ。パーツチョイスさえ間違わなければ、誰にでもカスタムは可能だ。  とはいえ、自分でカスタムするのも楽しいものだ。パーツメーカーのカタログを隅々までチェックすれば、自分のバイクにどんなアイテムが装着できるのかが分かるはず。その際には特に汎用パーツに注目したい。汎用パーツとは、取り付ける車種を限定しないパーツのことで、フィッティングさえ工夫すればどんな車両にも装着できるのだ。専用パーツ、汎用パーツを組み合わせれば、誰の真似でもない自分だけのスタイルも確立できるのだ。 ただし、フレーム加工が必要になるようなヘビーな内容や、他車種のパーツを加工流用して、という内容なら専門ショップに相談する方が良いだろう。

●M&M’s Motorcycle Phone 046-207-7059

●ギャングパーツ Phone 0725-51-7288

 ビンテージオフに限らず、すでに確立されたジャンルのスタイルを作る上では、少なからず絶対に外せないセオリーというものが存在するものだ。それがカスタムの世界でいう『定番仕様』とも言われるものである。  もし、右も左も分からないカスタムジャンルに挑戦するのであれば、まずは定番が何であるかをしっかり把握することが先決だ。その定番を知らずしていきなりハズシ技を狙っても、まず成功しない。  このような定番仕様はビンテージオフの世界でも同じである。当時の世界観を知り尽くした先人達が創り上げてきた定番仕様には、ひとつひとつのパーツチョイスに必ずストーリーがあるものだ。  もちろんカスタムの世界では『ワンオフ』という魔法を使えば何でもできてしまうが、このページでは、あくまで入口となるボルトオンパーツを多用した定番仕様の作り方を紹介しよう。

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