GooBike特集 バイクに関する特集ページ。バイク選びのノウハウなど、バイクライフを充実させるための情報が満載です。
TOP > 記事 > GooBike特集 >ネオクラシック・スタイル
ネオクラシック・スタイル
The Next Generation 世界的にネオクラシック・スタイルにも注目が集まっている!?

圧倒的な性能や速さとは別の次元で人気のあるカテゴリー。どこか懐かしいスタイルのネオクラシックだ。
クラシックな見た目とはいえ、中身は最新。ネオクラシックは単なる懐古主義ではないのだ。

2011年はカフェレーサーが大ブレイクする予感大!

世界的に見ると今のバイクのトレンドはスーパースポーツモデルとビッグオフが人気を二分していると言っても良いだろう。しかし最近になってネオクラシックとも呼ばれる昔ながらの車体構成を持つ車両の人気も高まってきている。ハーレーのように長年スタイルを変えずにいるモデルもそのひとつだが、ロードスポーツタイプの車両でもその流れが確実に来ているようだ。本誌では先ほど『カフェレーサー特集』を組んだが、それもそういった世界的な流れをハッキリと掴んだからである。

ここで紹介するのはどれもその先頭を走る車両たちだ。モトグッツィのV7レーサー、FI搭載で復活したW800、そして極めつけはあの名門ノートンの復活だろう。ノートンに関しては、年内に日本でも車両がお披露目され、来年には遂にデリバリーが開始される予定だ。往年のノートンコマンドを見事なまでに現代に蘇らせたことには、他のメーカーも大きな関心を持っているはず。

これによって、スラクストンやCB1100を含めると各社から魅力的なクラシック、カフェレーサーモデルが出揃ったことになる。しかもそのどれもが単なる懐古主義ではなく、現代的なエッセンスを加えた21世紀に相応しいモデルばかり。今後はひとつのカテゴリーとしてカフェレーサーが定着する可能性も十分にあるのだ。

2011年は、クルーザーも含めて、ネオクラシックのカテゴリーからは目が離せない年になりそうだ。期待しよう!

コンセプト車が遂に市販化!

モトグッツィ V7 レーサー
カフェレーサー特集の際にはコンセプトモデルを紹介したが、なんとほぼそのままの姿で発売が開始される模様。日本導入なるか!?
モトグッツィ V7 レーサー
モトグッツィ V7 レーサー モトグッツィ V7 レーサー
シングルシート、ゼッケンベース、フライスクリーンなど車両の雰囲気は最高だ!
ノートン コマンド 961 カフェレーサー ノートン コマンド 961 カフェレーサー

いよいよ日本でも発売開始!ノートン・コマンド

ノートン コマンド
961 カフェレーサー
往年のスタイル、エンジン方式を現代に蘇らせたノートン・コマンド961カフェレーサー。いよいよ日本でもデリバリーが開始される。往年のノートン・マンクスを思わせるカラーリングもクール。

カワサキWがFI搭載で帰ってきた!

カワサキ W800
惜しまれつつ生産中止になったW650が800ccになって復活!ファンにとっては嬉しいニュースだ。
カワサキ W800 カワサキ W800
カワサキ W800 FI カワサキ W800 メーター周り
左 時代に対応しFIを搭載し、排気量も拡大されたが基本的な車体構成はしっかり受け継がれている。
右 メーター周りもデザインが大幅に変更され、クラシックなイメージをより引き立てている。
トライアンフ スラクストン トライアンフ スラクストン

トラの純正カフェも健在

トライアンフ スラクストン
メーカー製カフェを地で行くスラクストン。トラならではのスタイルの良さと上品さは日本でも人気。

VESPAのニューモデルは超オシャレ

ベスパ GTS300ie スーパー
新設計の水冷300ccエンジンを積むベスパ。懐かしさと新鮮さが同居するスクーター界のネオクラシック!
ベスパ GTS300ie スーパー

クルーザーモデルはシンプル路線とゴージャス路線で真っ二つ?

流行のバガースタイルを早くも取り入れた
カワサキVN!

カワサキ VN1700 ボイジャー
流行の兆しが見えるバガースタイルを取り入れたボイジャーカスタム。流麗なフォルムがクール。
カワサキ VN1700 ボイジャー
カワサキ VN1700 ボイジャー カワサキ VN1700 ボイジャー
左 こちらは完全なツアラースタイル。ハーレーのウルトラ系に真っ向勝負を挑む意欲的なモデルだ。
右 あえてフルデジタル表示にしないメーター周り。よくデザインされていると言えるだろう。

カスタムベースに最高!のホンダVT-S

ホンダ VT750S
ホンダ VT750S
気負わず乗れる大型車として人気が出そうなVT750S。スポーツスターの対抗馬としても人気が出そう。
ホンダ VT400S
先ほど発表されたばかりのVT400Sはスポーツ寄りのクルーザー。シンプルな装備はベースとして最高。
ホンダ VT400S

モーターショーの動向で中古車市場も変わる!?

毎年世界各地で開催されるモーターショーは、バイク好きにとって夢のある舞台だ。それまでの常識を覆すようなモデルから、熟成に熟成を重ねたモデルまで多種多様な車種が集まるだけでワクワクするし、新しいバイクが欲しいという欲求も高まるものだ。

今回は2010年に各メーカーが発表したモデルの中から、来年にブレイクしそうなもの、注目が集まりそうなものを中心に様々な車種を紹介した。もちろんどれも新車ばかりだが、車両によってはその魅力が長い時間を経っても変わらないものもある。たとえすぐに新車が購入できなくても、いつかそれらの車両が中古市場に出回った時に、デビュー当時に覚えた感動を思い出すことができれば、その車両はかけがえのない相棒になるはずだ。

バイク乗りには、流行を追いかけるタイプの人もいれば、流行に左右されないタイプの人もいる。そのどちらが正しい、なんて答えはないが、少なくとも世の中のトレンドを知っておくことは、これから車両を購入しようとする上でも大きなプラスに働くのだ。今回紹介できた車両は本当にほんの一部でしかないが、来年の今頃にはまた世の中のトレンドが大きく変わっていて、それによって各メーカーのラインナップもガラリと入れ替わっているかもしれない。

実は新車市場の動きと中古車市場の動きは切り離せないほど密接な関係がある。新車市場に動きがあれば、中古車市場にも当然のように変動が訪れる。例えば、話題だったバイクが急に中古市場にあふれ出した、とかタマ数が極端に減って価格が異常に高騰するとか、様々な影響が出てくることもあるのだ。だからたとえ新車に興味がない人であっても、バイク界のトレンドをしっかり掴んでおくことがポイントなのである。

バイク バイク エンジン

BACK NUMBER

テイストフルな2気筒に乗りたい
バイク用のエンジンにはさまざまな形式が存在するが、・・・
手軽に遊べる小型バイクに注目
今、原付二種モデルの勢いがいい! そして、それにつられるように・・・
バイクに乗って冒険へ行こう
果たして世界にまだ冒険はあるのか

バイクはクルマと同じく移動の手段になる。しかし、多くのバイク乗りは・・・
ミドルスポーツを読み解く、
5つのポイント

1000ccスーパーバイクの遺伝子を感じるスポーティで・・・
クルーザーの正しい楽しみ方
クルーザー=アメリカンタイプのバイクと考えられていたのは、・・・
EICMA×東京モーターショー
2年に一度の東京モーターショーに、世界最大の・・・
スクランブラーを愉しむ
2010年代に入って、ファッション<流行>はライフスタイル・・・
スーパースポーツを
100倍楽しく乗りこなす

レーシーなスタイリングに低いハンドルとバックステップ・・・
ヤマハSR400が
今なお支持される5つの理由

世の中には同一の車種名を持つロングセラーモデルは多いが・・・
いま、ネオ・クラシックが熱い
いかにもオートバイ然としたクラシックタイプのバイク。・・・
記事一覧