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この春は輸入車が熱い
HARLEY-DAVIDSON
HARLEY-DAVIDSON FXDF DYNA/
XL1200N/FXDL
価値観は唯一無二の
LOW RIDER FXDL
国内上陸済み 新車価格:207万1000円〜
HARLEY-DAVIDSON LOW RIDER FXDL
市販カスタムモデルであること

 08年モデルの登場とともに、創業105周年記念モデルを14機種に用意するなど話題性満点のブランド、ハーレーダビッドソン。昨年も大型バイクでのシェア争いでは首位独走。バイクの名産地日本において、まるでメジャーの松坂、イチロー的クレバーさをみせるのだ。また、イベントフルさもお馴染み。毎年6月に行われるブルースカイヘブンを頂点に大小さまざまな催事を行っている。
 昨今の騒音規制、排ガス規制の強化で頭の痛いカスタムフリークに「それなら、いっそノーマルに戻しましょうよ」とばかりに、正規、並行問わず、30%オフでノーマルマフラーを販売します、という「ウエルバック・トウ・ノーマルマフラーキャンペーン」を08年8月末まで開催するなどじつに商売熱心。高額モデルばかりだがその敷居の低さとブランド力で08年も押しまくる。2月には新機種導入も控え、息つく間のない戦略が見物だ。
HARLEY-DAVIDSON LOW RIDER FXDL ダイナ・ローライダーは伝統的にタンクオンメーターを採用。速度と回転計が縦2連で並ぶスポーティなもの。クロームのダッシュパネルを採用する。
HARLEY-DAVIDSON LOW RIDER FXDL φ49mmの大径フロントフォークで剛性を高めたフロントフォークを採用、その走りは軽快。ハンドリング特性は素直で想像以上によく曲がるバイクだ。
HARLEY-DAVIDSON LOW RIDER FXDL ダイナファミリーは08モデルから後ろになびくような形状のクリーナーケースカバーを採用。Vツインエンジンはラバーマウントされ、不快な振動がない。
SPECIFICATIONS
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エンジン 水冷V型2気筒DOHC 4バルブ
排気量 1584cc
圧縮比 9.2:1
最高出力 未発表
最大トルク 113Nm(11.5Kgm)/3000rpm
全長×全幅×全高 2350×920×1195mm
シート高 655mm
車両重量 310kg
燃料タンク 18.2L
タイヤサイズ F100/90-19 R160/70-B17
HARLEY-DAVIDSON FAT BOB FXDF DYNA
FAT BOB FXDF DYNA
国内導入済み 新車価格:202万5000円
個性的な面構えのマッシブスタイル
08モデルで加わったダイナ・ファットボブ。フロントに130、リヤに180という太いタイヤをディッシュホイールに履く。黒いライザーで立ち上げた太いドラッグバーハンドルなど、そのスタイルは力強い。デュアルライトとボブフェンダーが造る流れるようなラインも個性的。ダイナモデルでは唯一ダブルディスクを備えるモデルでもある。
SPECIFICATIONS
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エンジン 空冷V型2気筒OHV 2バルブ
排気量 1584cc
圧縮比 9.2:1
最高出力 未発表
最大トルク 113Nm(11.5Kgm)/3000rpm
全長×全幅×全高 2330×890×1130mm
シート高 663mm
車両重量 320kg
燃料タンク 19.3L
タイヤサイズ F130/90-B16 R180/70-B16
HARLEY-DAVIDSON SPORTSTER 1200NIGHTSTER XL1200N
SPORTSTER 1200NIGHTSTER XL1200N
国内導入済み 新車価格:145万円/148万1000円
ストリート感覚溢れるレトロでマットな質感
ビンテージロッドスタイルをモチーフにした「ナイトスター」は、ライトリム、タンクキャップ、クリーナーケースなどをマット仕上げとしてキラメキを抑え、フェンダーステーやベルトカバーに丸穴を開けてレトロなムードを高めている。エンジンも同様ブラック&グレー仕上げで、ストリートカスタムの味を全身で表現したモデルだ。
SPECIFICATIONS
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エンジン 空冷V型2気筒OHV 2バルブ
排気量 1202cc
圧縮比 10:1
最高出力 未発表
最大トルク 90Nm(9.2Kgm)/2900rpm
全長×全幅×全高 2250×935×1140mm
シート高 676mm
車両重量 260kg
燃料タンク 12.5L
タイヤサイズ F100/90-19 R150/80-16
2007-2008 松井 勉が予想する
ハーレーダビッドソンの動向
毎年夏には翌年モデルを発表するため、今月からは早くも08年の後半戦がスタートするハーレーダビッドソン。その最初のニュースは昨年の東京モーターショーで紹介されたソフテイル・ロッカー、ソフテイル・ロッカーC、そしてCVO(カスタム・ビークル・オペレーション)されたFLモデルなど、話題のモデルが来月以降に投入される予定だ。ナイトスターやファットボブの投入も含め、ハーレーは今、カスタム・リーダーシップというコンセプトで「ファクトリー・カスタム」メーカーとしての個性をより鮮明するかたちだ。Vロッドなどの既存モデルの熟成度合にも要注目。
文:松井 勉 写真:ハーレーダビッドソン&松川 忍
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